「チームメートたちがいいプレーをしてくれた。今夜はチームとして最高の勝利だった」とハーデン
1月25日(現地時間24日、日付は以下同)に行われたミネソタ・ティンバーウルブズ戦。ヒューストン・ロケッツのラッセル・ウェストブルックは、今季最多の45得点に加えて6リバウンド10アシストの大暴れで勝利(131-124)へと導いた。
「俺は自分が狙っていたショットを放っただけ。それは俺が成熟したということ。準備できた時に自分のスポットを見つけてショットを放ったのさ」。
試合後にウェストブルックが口にしたように、この日はフィールドゴール27投中16本(3ポイント試投数はゼロ)成功、フリースローは13本全て決め切る抜群の集中力を発揮。得意のドライブから自由自在にペイントエリアへ入り込んでレイアップやフローター、ジャンパーを繰り出して得点を量産。
『NBA.com/Stats』によると、3ポイント試投数がゼロながら、45得点以上を稼ぎ出した選手は、2007年のドウェイン・ウェイド(元マイアミ・ヒートほか)以来初。この日のウェストブルックは、クリント・カペラのダンクを何本も演出するなど、アシスト面でもゲームにインパクトを与えていた。
この日フィールドゴール13投中成功わずか3本(うち3ポイントは6本全てミス)の計12得点に終わったジェームズ・ハーデンは「チームメートたちがいいプレーをしてくれた。それこそ、シーズンを通して俺たちが必要としていたこと。ラスもそうだし、エリック(・ゴードン)もいくつかビッグショットを決めてくれた。オースティン(・リバース)もいいプレーを見せていた。今夜はチームとして最高の勝利だった」と絶賛。
ロケッツはゴードンが6本の3ポイント成功を含む27得点、カペラが18得点9リバウンド5ブロック、リバースが8投中7本のショットを沈めて16得点を記録し、勝利に貢献した。
30得点12リバウンドを挙げたウルブズのカール・アンソニー・タウンズは「僕らは勝利をつかむことはできなかったけど、いい戦いをしたし、十分競い合ったと思う。ディフェンス面でもゲームプランを遂行していた。でもラスは何本もビッグショットを決めてきた。第4クォーターで彼が沈めたビッグショットの数々は、彼が元MVPだということを示していた」と悔やんでいた。
2020年を迎えて5勝5敗と調子を落としているロケッツは、ウェスタン・カンファレンス6位(28勝16敗)に後退。2位のユタ・ジャズ(31勝13敗)とは3.0ゲーム差とはいえ、1試合の結果が順位を左右する団子レースと化している。
1月のロケッツにおいて、ウェストブルックはハーデン(平均29.0得点)を上回る平均31.9得点に8.5リバウンド8.5アシスト2.0スティールと調子を上げており、プレータイム(平均36.8分)でもチームトップを記録し、ロケッツをリードしている。