日本時間2月15日にシカゴで開催される、1、2年目の選手たちによるイベント
1月29日(現地時間28日、日付は以下同)。『NBA Central』や『Clutch Points』といった複数の現地メディアが、2月1日にNBAがライジングスターズ・チャレンジに出場するロースターを発表すると報じた。
このライジングスターズは、キャリア1、2年目の選手たちが競演するイベント。イリノイ州シカゴで行われる「NBAオールスター2020」の初日となる15日に開催される。
2015年以降、ライジングスターズはアメリカ出身選手(チームUSA)と外国籍選手(チームWORLD)にチーム分けして行われており、ロースターは各チーム10名、計20名しか出場できないという狭き門となっている。
なお、昨季ルーキーとしてこのイベントに出場した選手たちは以下のとおり。
※チーム名は略称、所属と成績は日本時間1月28日終了時点
■昨年ライジングスターズ・チャレンジに出場した選手リスト
<チームUSA>
トレイ・ヤング(ホークス)
マービン・バグリー3世(キングス)
ケビン・ノックス(ニックス)
ジャレン・ジャクソンJr.(グリズリーズ)
<チームWORLD>
ルカ・ドンチッチ(マーベリックス/スロベニア)
ディアンドレ・エイトン(サンズ/バハマ)
シェイ・ギルジャス・アレキサンダー(サンダー/カナダ)
ジョシュ・オコギー(ウルブズ/ナイジェリア)
ロディオンス・クルッツ(ネッツ/ラトビア)
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今季で2年目を迎えた選手たちで見てみると、オールスター本戦のスターターとして選ばれたヤングとドンチッチは、本人が辞退しない限りロースター入りは確実。グリズリーズで主力を務めるジャクソンJr.やサンダーをけん引するギルジャス・アレキサンダーも当確だろう。
エイトンについては、反薬物プログラムの規定に違反したことで25試合の出場停止処分を受けたことがどのように影響するかが微妙なところだが、昨季(平均30.7分16.3得点10.3リバウンド1.8アシスト0.9ブロック)と比較して、今季は平均32.5分17.1得点12.1リバウンド1.9アシスト1.4ブロックと上昇しており、個人成績の面では十二分にロースター入りに値する。
その一方で、バグリー3世はケガによる欠場が多く、成績も伸び悩んでいる。オコギーは軒並み昨季と同等、ノックスとクルッツは成績ダウンしているため、2年連続の選出は厳しいか。
代わりにロースター入りしそうな選手としては、2年目の選手として4位の平均19.4得点を記録しているコリン・セクストン(キャバリアーズ)、5位の平均18.6得点を稼ぐデボンテ・グラハム(ホーネッツ)が挙がる。
一方、ルーキーについてだが、センセーショナルなプレーでファンを魅了するジャ・モラント(グリズリーズ)、ドラフト外ながらヒートでスターターを務めるケンドリック・ナン、ニックスで奮戦するRJ・バレット(カナダ)はほぼ確実か。
昨年のドラフト全体1位指名のザイオン・ウィリアムソン(ペリカンズ)は、ここまで3試合のみの出場だが、平均19.3得点8.0リバウンドにフィールドゴール成功率66.7パーセントという驚異的な成績を残しているため、ロースタ―に入りそうだ。
また、昨年12月中旬から欠場が続いている八村塁(ウィザーズ)については、29日にスコット・ブルックスHC(ヘッドコーチ)が「実戦復帰が近づいてきた」とコメントしているため、チームWORLDとして選出されることが期待できる。