シクサーズがウォリアーズからバークスとロビンソン3世を獲得、ベンチ陣の強化に成功

シクサーズへ移籍となったバークス(左)とロビンソン3世(右)[写真]=Getty Images

 2月6日(現地時間5日)、フィラデルフィア・セブンティシクサーズとゴールデンステイト・ウォリアーズの2チーム間でトレードが成立したと『ESPN』が報じた。

 リーグの情報筋が『ESPN』へ伝えたところによると、このトレードによって両チームが手にしたのは以下のとおり。
※チーム名は略称

■シクサーズ獲得
アレック・バークス
グレン・ロビンソン3世

■ウォリアーズ獲得
2020年ドラフト2巡目指名権(←マーベリックス)
2021年ドラフト2巡目指名権(←ナゲッツ)
2022年ドラフト2巡目指名権(←ラプターズ)

シクサーズはローリスクで戦力増強、ウォリアーズは今夏に大物獲得へ動く?

 このトレードにより、シクサーズはベンチ陣の戦力強化、ウォリアーズはラグジュアリータックス(贅沢税)の支払い額軽減に成功。

 シクサーズは選手層が薄いと危惧されていたベンチ陣に、今季平均16.1得点4.7リバウンド3.1アシスト1.0スティールを記録するバークス、平均12.9得点4.7リバウンド1.8アシストを残しているロビンソン3世をロースターに加えた。

 バークスはキャリア9年目のベテランで、ロビンソン3世はキャリア6年目の中堅。前者は3ポイント成功率37.5パーセント、後者は40.0パーセントといずれも高確率を誇っており、プレーオフへ向けて頼れるバックアップを手に入れたことになる。

 両選手とも契約は今季限りのため、ローリスクで戦力アップに成功したと言っていいだろう。

 一方のウォリアーズは、ステフィン・カリーが3月に戦列復帰する見込みながら、チーム第3の得点源(バークス)、第5の得点源(ロビンソン3世)という主力2人を放出。

 今季のプレーオフ進出は絶望的ながら、複数のドラフト指名権を獲得したことで、今夏のドラフトあるいはオフシーズンに、大型トレードで大物獲得を見据えているのかもしれない。

モバイルバージョンを終了