「ロッカールームにいてくれることで、若手たちをサポートしてくれている」
ウェスタン・カンファレンス9位の25勝31敗でオールスターブレイクを迎えたポートランド・トレイルブレイザーズは、今季平均29.5得点7.9アシストでチームをリードするデイミアン・リラードを鼠径部の負傷のため、今後少なくとも3、4試合を欠いた状態で戦わなければならない。
ウェスト8位のメンフィス・グリズリーズ(28勝27敗)とは3.5ゲーム差のため、少しでもゲーム差を縮めておきたいところだが、リーグを代表するスコアリングガード不在は大きな痛手。そこでその穴埋めが期待されているのはCJ・マッカラムとアンファニー・サイモンズだろう。
特にマッカラムはリラードに次ぐ平均21.3得点を残しており、スコアリングだけでなくプレーメイクの面でもステップアップが求められているはずだ。また、得点面に関していえば大ベテランのカーメロ・アンソニーにも奮起を期待したい。
2月21日(現地時間20日、日付は以下同)に『WARR Media』へ掲載された記事の中で、マッカラムはカーメロについてこう語っていた。
「(カーメロは)ブレイザーズにいい影響を与えてくれてるよ。ベテランの選手として、彼は得点面で僕らを助けてくれるだけじゃない。彼がロッカールームにいてくれることで、若手たちをサポートしてくれているんだ。これまでのキャリアにおける体験談やエピソードを話してくれることで、僕らの助けになってくれている」。
昨年11月中旬からブレイザーズに加入したカーメロは、キャリア17年目の大ベテラン。NBAで優勝した経験こそないものの、オールスターに10度選出、得点王1回、オールNBAチームには6度選ばれた実績を誇る。また、オリンピックに4度出場し、男子アメリカ代表として最多となる金メダル3個を獲得してきた。
今季はここまで40試合に出場して平均32.5分15.1得点6.6リバウンド1.5アシスト。フィールドゴール成功率は41.4パーセントと低調だが、持ち味であるミドルレンジゲームは健在で勝負強さもあるだけに、リラード不在時に頼もしい戦力となってくれることだろう。