通算2度目の直接対決も“先輩”ドラギッチ擁するヒートに軍配
昨季の新人王で、今季オールスターのスターター枠に選出されたルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)が、2月28日に21歳を迎えた。
これまでのユーロリーグにおけるキャリアの中で、ドンチッチはスペインリーグでMVP、スペインリーグで3度の優勝、ユーロリーグMVPと優勝を経験。NBAキャリア2年目途中の段階で、ジェイソン・キッド(元マブスほか)と並んでマブスのフランチャイズ史上最多タイとなる21度のトリプルダブルと、申し分ない実績を残している。
そんな中、ドンチッチと同じくスロベニア出身の元オールスターガード、ゴラン・ドラギッチ(マイアミ・ヒート)はドンチッチについて『Mavs.com』へこう語っていた。
「ルカのことは5、6歳の頃から知ってた。僕は彼の父親とプレーしたこともあるんだ。彼はその時ボールボーイだったんだ。彼はスペシャルな男で、本当に感心してる。僕は彼がどれほどのことを成し遂げることができるかは知ってたけど、そう簡単にできるわけじゃない。でも彼は今、MVPレベルでプレーしている。ルカと会って悪口を言うのはいつだっていいことさ」。
マブスはウェスタン・カンファレンス、ヒートはイースタン・カンファレンスのため、シーズン中の対決は2度のみ。昨季はヒートの2戦2勝で、両者がそろったのは1度のみだが、その試合ではドラギッチがトリプルダブル(23得点12リバウンド11アシスト)の大暴れ。
昨年12月15日(現地時間14日、日付は以下同)に行われた今季初戦は、ドラギッチがケガのため欠場。ドンチッチも第1クォーター序盤に右足首を捻挫と、両者がそろわない中でヒートが勝利していた。
2月29日にヒートのホーム、アメリカン・エアラインズ・アリーナで行われた今季2戦目も、ヒートが126-118でマブスを下した。ドンチッチは23得点4リバウンド10アシスト、今季からシックスマンとしてプレーするドラギッチは16得点4リバウンド5アシストでヒートの勝利に貢献。
ドンチッチは試合中に親指を痛めてしまい、フィールドゴール17投中7本成功、3ポイントは6本放って成功ゼロに終わってしまった。「ボールをキャッチできなかった。ボールを抱える時、親指がどれだけ重要なのかを知らなかったよ。タフだったね…。今日は本来の自分ではなかった。今日の経験から学んで、前に進んでいくよ」とドンチッチは口にし、会場を後にした。