不調の中でもチームに貢献した八村
3月7日(現地時間6日)、ワシントン・ウィザーズはアトランタ・ホークスとホームで対戦し、118-112で勝利。今季リーグ2位となる平均30.4得点をマークしている好調のブラッドリー・ビールが、この日も3ポイントシュート7本を含む35得点を叩き出し、ウィザーズの勝利に貢献。またベンチプレーヤーも含めて、ウィザーズは6人が2ケタ得点を記録するなど、選手がバランスよく得点を重ねた。
前の試合まで8試合連続で2ケタ得点を記録していた八村塁は、この試合でもスターターとして出場。前半は得点とリバウンド、アシストを記録できず、フィールドゴールも1本放ったのみ。後半も第3クォーター残り9分22秒の場面で、ホークスのケビン・ハーターからファウルを受けながら八村はショットを沈めたが、審判がシュート前のファウルと判定したことで得点が認められず、納得のいかない表情を浮かべていた。しかし八村は試合に集中し続け、献身的にリバウンドを取り、ポストプレーからキックアウトをしてアシストを記録し、ディフェンスではスティールを積極的に狙う場面もみられた。
そして接戦となったゲーム終盤、ウィザーズのビールがレイアップを外すと八村はリバウンドを奪い取り、ディフェンス3人に囲まれながらゴール下でショットを放った。これが外れたものの自らリバウンドを取り、オフェンスリバウンドを2回連続で記録。さらにその直後のウィザーズのオフェンスにて、味方のトロイ・ブラウンJr.がジャンプシュートを外すと、八村は再びオフェンスリバウンドを獲得し、同時にフリースロー2本を手にした。そして八村は落ち着いてこの2本を沈めて、終盤の重要な時間帯で大きくチームに貢献をした。八村は最終的に約33分の出場時間で、3得点8リバウンド2アシスト1スティールをマークした。