今季からベンチスタートを受け入れたゴラン・ドラギッチ「試合を楽しんでいる」

今季からベンチスタートになったドラギッチ[写真]=Getty Images

ベテランとして新たな役割を担うドラギッチ

 今シーズンでNBAキャリア12年目、現在33歳であるベテランポイントガードのゴラン・ドラギッチ。現在所属しているマイアミ・ヒートでは、在籍6シーズン目を迎えており、2017-18シーズンにはオールスターにも選出された実績を持つ。しかしそんなドラギッチも、これまではスターターとしてコートに立つことが多かったが、今季はベンチスタートがメインとなっている。

 ひざのケガで36試合出場にとどまった昨季を除けば、2014-15シーズンにヒートに加入して以降の4シーズンは、すべてスターターとしてプレーをしていたドラギッチ。『Miami Herald』によれば、今でこそ彼は「幸せさ。試合を楽しんでいるよ」と話すが、当初は自身がベンチから出場することについて苦悩したという。

「シーズンの初めは、ベンチスタートになるのは受け入れがたいことだった。僕は競争的な人物だからね。もちろんそれについて耳にした時は、疑いもしたしどうかしていると思ったよ」と、ドラギッチは振り返る。「けれど僕にとって重要なのは、それを受け入れて前向きに考えて、最善のシナリオへとしていくことなんだ。そしてそれをやってみせた。自分を誇りに思うね」と、彼は言葉にした。

 今季新たな役割を受け入れたドラギッチは、55試合中54試合をベンチから出場。平均16.1得点3.1リバウンド5.1アシストという成績を残している。今シーズンのヒートでは、ダンカン・ロビンソンやケンドリック・ナンといった若手のガード選手らがスターターとしてプレー。ドラギッチがスターターの座を若手に譲り、結果的にロビンソンやナンが素晴らしい活躍していることも、ヒートが好調である要因の1つかもしれない。

モバイルバージョンを終了