2020.05.08
3月4日(現地時間3日)に行われたブルックリン・ネッツとボストン・セルティックスによる一戦は、延長の末にネッツが129-120で制して連敗を4でストップした。
ネッツは17点ビハインドで迎えた第4クォーターに51得点をたたき出して延長に持ち込み、見事な逆転劇を演じたのだが、この日の主役はキャリス・ルバート。最終クォーターと延長だけで37得点の大暴れを見せ、キャリアハイの51得点を奪う超絶パフォーマンスだった。
そんな中、昨季終了後に現役を引退したドウェイン・ウェイド(元マイアミ・ヒートほか)が、『Celtics.com』のテイラー・スノウ記者へマーカス・スマートのディフェンスについて絶賛していたので紹介したい。
ネッツ戦で、スマートは約36分プレーして4本の3ポイント成功を含む14得点に6リバウンド10アシスト2スティール2ブロックをマーク。強じんな足腰と屈強な肉体、そして反骨精神でセルティックスの“ハート&ソウル”として知られる25歳は、昨季オールディフェンシブファーストチームに初選出されたリーグ有数の好ディフェンダー。
「いいかい。俺はこの賞は通常、ビッグマンのための賞だというのは知ってる。でも今シーズンはゲイリー・ペイトン(元シアトル・スーパーソニックスほか/1996年)、マイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか/1988年)が勝ち取ったように、ガードが最優秀守備選手賞を受け取るべきだと思う」と、ウェイドはスマートを今季の最優秀守備選手賞(DPOY)に推していた。
"Marcus Smart doing Marcus Smart type of things…" 😤
Catch @smart_MS3 and the @celtics in action
tonight against the Nets at 7:30pm/et on TNT. pic.twitter.com/xu2j5KSSte— NBA (@NBA) March 3, 2020
「マーカス・スマートがやっていたことは驚きだ。俺は今夜、彼がザ・フロ(ジャレット・アレン)を相手にリング下でマッチアップしていたのを見た。彼は恐れ知らずの男だ。それはブロックショットしていたことだけじゃない。ハッスルもそうだし、フロアへダイブしてルーズボールを奪いにいくこと。それに1番(ポイントガード)から5番(センター)までスイッチしてガードしてしまうんだ。彼はもっと評価されるべきだと思うね」。
今季のDPOY候補として浮上しているのは、ヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)やジョエル・エンビード(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)、アンソニー・デイビス(ロサンゼルス・レイカーズ)といったビッグマンたち。
バックスがNBA史上3チーム目となるレギュラーシーズン70勝に到達となれば、アデトクンボあるいはブルック・ロペスに票が集まるかもしれない。ただし、ビッグマン勢への票が分かれる可能性もあり、190センチ102キロでオールスイッチを体現するスマートがDPOYを獲得したとしても、決して驚くべきではない。
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