3ポイントを除く全ての面で「彼が見せるゲームは私と似ているね」とジャバー
3月24日(現地時間23日、日付は以下同)。レジェンドのカリーム・アブドゥル・ジャバー(元ロサンゼルス・レイカーズほか)が、自身のツイッターでファンからの質問に答えた。
“#AskKareem”というハッシュタグでファンから寄せられた質問の中に、「現代の選手の中で、最もあなたのプレースタイルと肩を並べる選手は誰ですか?」という興味深いものがあり、ジャバーは今季から自身の古巣レイカーズでプレーしているビッグマンの名を挙げていた。
「アンソニー・デイビスが最も似ている選手だね。彼のように3ポイントを放つことはなかったけどね。でもそのほか全ての面で、彼が見せるゲームは私と似ているね」
デイビスは言わずと知れた現役最高級のビッグマン。208センチ114キロという恵まれた身体を持ち、ポストプレーからドライブ、プルアップジャンパーやキャッチ&シュートで得点できるほか、3ポイントもレパートリーに持つ。
ディフェンスではリム・プロテクターとなってブロックショットをお見舞いするだけでなく、ガードからセンターまでガードすることも可能なクイックネスも併せ持つ実力者。
キャリア平均24.0得点10.4リバウンド2.2アシストに1.4スティール2.4ブロックと、申し分ない成績を残しており、オールNBAチーム、オールディフェンシブチーム、ブロック王にそれぞれ3度輝いている。
一方、218センチ102キロのジャバーは20年のNBAキャリアで6度の優勝とシーズンMVP、オールNBAチームに15度、オールディフェンシブチームには11度も輝いており、19度のオールスター選出を誇る伝説のビッグマンの1人。
リングよりも高い位置から放たれる“スカイフック”を武器に、ジャバーはキャリア平均24.6得点11.2リバウンド3.6アシスト2.6ブロックを記録。通算3万8,387得点で歴代1位に君臨している。
ジャバーが現役を引退したのは1989年で、デイビスは93年生まれのため、リアルタイムでジャバーのプレーを見てはいないものの、攻防両面において献身的にプレーできる点は両選手に共通する点と言っていいだろう。
ちなみに、今季平均26.7得点を記録中のデイビスだが、フックショットについては成功率47.6パーセント(20/42)。決して低いものではないが、この成功率がアップすれば、ますます手が付けられない選手になりそうだ。