「ジャッキーは我々にとって妻であり、母、娘、祖母、妹、叔母、友人……と、多くの人たちにとって意味のある存在でした」とタウンズ一家が声明文を発表
4月14日の時点で、新型コロナウイルスの感染拡大はとどまるところを知らず、世界で約190万人の感染が発表されている。アメリカでは世界最多となる56万8,176人が感染しており、約3万人が他界する事態となっている。
14日(現地時間13日、日付は以下同)にはカール・アンソニー・タウンズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)の母ジャクリーン・クルズ・タウンズが新型コロナウイルスによる合併症のため逝去。
3月25日。タウンズは自身のインスタグラムで母親が新型コロナウイルスに感染し、昏睡状態にあることを公表しており、人々が自宅待機を継続してくれることを望むとともに、治療に尽力してくれている医療スタッフへの感謝の思いを投稿していた。
だが約3週間が経過した14日、ラトガース大の医療部門に20年以上も勤務したというジャクリーン・クルズさんが亡くなったことをタウンズの家族が明かした。『ESPN』はタウンズ一家が「ジャッキー(愛称)は我々にとって妻であり、母、娘、祖母、妹、叔母、友人……と、多くの人たちにとって意味のある存在でした。タウンズ一家の長である彼女は、信じられないほどの強さ、情熱、思いやり、そして愛情の源でした。彼女のパワーは何物にも代えがたいことです」と声明を出したと報じている。
このニュースを受け、ウルブズは母ジャッキーがタウンズの最高のファンだったとし、「ジャッキーは一貫してポジティブなエナジーをタウンズにもたらし、ウルブズという組織、(ホームアリーナの)ターゲット・センターのスタッフから愛されていました。彼女は息子とティンバーウルブズのことをサポートしてくれました」と声明文を発表した。
タウンズにとって、家族の象徴でもあった母親の死去は言葉で言い尽くせないほどのショックだったに違いない。この現実を受け止めて、さらに今後乗り越えていくことは並大抵のことではない。だが1日の中で数分、いや数秒でも前を向き、前進していってほしいと願うばかりだ。