元ナゲッツGMのカルニショバスをフロントに迎えたブルズがフィンリーと面談
新型コロナウイルスの世界的大流行により、NBAがレギュラーシーズンを中断してから約1か月が経過。選手たちはバスケットボールをプレーできない状態が続く中、シカゴ・ブルズが大きな動きを見せている。
4月14日(現地時間13日、日付は以下同)。ブルズはバスケットボール運営部門のエグゼクティブバイスプレジデントにアルトラス・カルニショバスが就任したことを発表。これにより、ブルズはガー・フォアマン前GM(ゼネラルマネジャー)を解雇。バスケットボール運営部門代表を務めていたジョン・パクソンは運営部のシニアアドバイザーとなった。
カルニショバスはこれまでNBAのバスケットボール運営部門で働いたほか、ヒューストン・ロケッツ、デンバー・ナゲッツでフロントを歴任。GMとしてニコラ・ヨキッチ、ジャマール・マレーをドラフトで指名し、2シーズン連続でウェスタン・カンファレンス上位の成績を残すチームとなったナゲッツにおける、陰の功労者と言っていい人物。
新体制となったブルズは新たなGMを探している中、マイケル・フィンリー(元ダラス・マーベリックスほか)と面談を行ったと『ESPN』が18日に報じた。
イリノイ州メルローズ・パークで生まれたフィンリーは、高校時代までイリノイ州で過ごした生粋のブルズファン。NBAキャリア15シーズンにおいて、ブルズに所属することはなかったものの、約7シーズンプレーしたマブスではエース格として活躍。オールスターに2度選ばれた実績を持ち、2007年にはサンアントニオ・スパーズの一員としてチャンピオンシップも獲得。
フィンリーは直近7シーズン、マブスのフロントを務めていたのだが、もしブルズのGMになれば、故郷に最も近いNBAチームで働くこととなる。
なお、カルニショバスを失ったナゲッツは、アシスタントGMを務めていたカルビン・ブース(元シアトル・スーパーソニックスほか)を昇格させることになるだろうと19日に『The Athletic』が報じている。
今後シーズン再開が実現しなくとも、ドラフトは開催される予定で、その後にはフリーエージェント(FA)戦線もスタートすることが予想されるだけに、フロント陣にメスを入れたのであれば、GMも早いうちに決めておきたいところだ。