マジック・ジョンソンがレブロンについて「おそらく彼が歴代最高のオールラウンドプレーヤー」

写真は2017年のレイカーズで球団社長を務めていた時のマジック[写真]=Getty Images

オールラウンドプレーヤーだったマジックがレブロンについて

 2003年のNBAドラフトにて、クリーブランド・キャバリアーズから全体1位指名を受け、これまで数々の実績を残してきたロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズ。2012年と2013年にマイアミ・ヒートで2連覇を達成し、2016年にはキャブス復帰2年目で、NBA史上初めてシリーズ1勝3敗からファイナルを制すなど、歴史的な瞬間の中心に存在してきた。

 NBAの歴史に名を刻んできた偉大な選手は数多くいるが、キャリア17年目と晩年に差し掛かっているレブロンも、ここまでのキャリアを踏まえれば、歴代トップレベルの選手であると評価していいかもしれない。もちろん彼が優勝のためにヒートへ衝撃的な移籍をしたことなどに対して、彼を評価しない考え方もあるはずだ。だがレイカーズのレジェンドであるマジック・ジョンソンは、「まず第一に、レブロン・ジェームズの評価を落とすことはやめよう」とコメントしている。『CBS Sports』が報じている。

「なぜなら彼は偉大なバスケットボールプレーヤーだからだ。今まで試合をしてきた選手のなかでも、偉大な人物の1人」とレブロンを評価するマジック。「私がオールラウンドプレーヤーについて考える時、おそらく彼が歴代でも最高の選手。あくまで、オールラウンドプレーヤーとしてね」と語る。しかしマジックは続けて、「だがもっとも偉大な選手は一体誰かという質問には、その答えは依然としてマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)だ」と答えている。

 現役時代は1980年代を中心にレイカーズで大型ポイントガードとして活躍し、トリプルダブルを量産するなど現代のレブロンのように最高レベルのオールラウンドプレーヤーだったマジック。だからこそレブロンを“オールラウンドプレーヤー”というカテゴリーの中でも歴代最高と述べるマジックのコメントは、極めて高い評価とこの上ない称賛であると感じられる。多くの人々が口にするように、もっとも偉大な選手はやはりジョーダンなのだろう。だが35歳で未だに高い競技レベルを誇るレブロンならば、引退までにまた素晴らしい実績を残してくれるはずだ。

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