シクサーズが日本時間28日から練習施設解禁、計22チームの選手たちの個人練習が可能に

試合を行うアリーナではないものの、練習施設でワークアウトできるのは大きな前進だろう[写真]=Getty Images

 NBAは2019-20レギュラーシーズンの再開に向けて、着実に動き出している。今月上旬からチームごとに練習施設が解禁となっており、自発的に個人としてのワークアウトができるようになっている。

 5月27日(現地時間26日、日付は以下同)には、フィラデルフィア・セブンティシクサーズが28日からニュージャージー州カムデンにある練習施設を解禁することになると『The New York Times』のマーク・スタイン記者が報じた。

 なお、シクサーズの練習施設解禁によって、計22チームに所属する選手たちがトレーニング施設の中でワークアウトすることができるようになった。同記者によると、下記8チームがまだ練習施設を解禁していないという。
※カッコ内は今季ここまでの戦績

■練習施設を解禁していないチーム
ボストン・セルティックス(43勝21敗)
ニューヨーク・ニックス(21勝45敗)
シカゴ・ブルズ(22勝43敗)
デトロイト・ピストンズ(20勝46敗)
ワシントン・ウィザーズ(24勝40敗)
ダラス・マーベリックス(40勝27敗)
サンアントニオ・スパーズ(27勝36敗)
ゴールデンステイト・ウォリアーズ(15勝50敗)

プレーオフ出場へと望みをつなぐチームにとって、70試合統一では厳しいか

 イースタン・カンファレンス3位のセルティックス、ウェスタン・カンファレンス7位のマーベリックスはプレーオフ出場圏内に入っているものの、そのほかのチームはプレーオフへと駒を進めるためには4.0ゲーム以上を挽回しなければならず、厳しい状況にある。

 全30チームが65試合前後を消化しているため、今季の試合数を70に統一するという意見も出ており、そうなった場合は現時点における順位のままプレーオフへ突入する可能性が高い。

 また、ウォリアーズはすでに今季のプレーオフ不出場が決まっており、ここでベストシェイプを取り戻してシーズン再開を迎えたところで、選手たちがケガをしてしまうリスクもあるため、シーズン再開が確定でもしない限り、練習施設を解禁することはないのかもしれない。

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