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現在NBAは3月12日(現地時間11日)から新型コロナウイルスの影響でレギュラーシーズンを中断している。そのためシーズン再開に向けて、さまざまな方法をリーグ側が模索していると現地では報道されてきた。そんな中、一部都市の自宅待機要請が解除されることを受けて、リーグは4月28日(同27日)に「個人での練習解禁日は早くて5月9日になる」とチームへ通達した。
この動きがシーズン再開に向けての1歩になればいいのだが、一方で感染拡大の影響で都市によってはロックダウンは今後も継続され、練習施設を利用できない日々が続く可能性がある。そうなれば練習施設をいち早く利用できるチームとできないチームとでは、肉体や精神、チームの完成度にも差が生まれることだろう。その問題点については、ロサンゼルス・レイカーズのジャレッド・ダドリーがツイッターで言及するなど、複数の選手が疑問を抱いている。
現状今季が確実に再開されるかどうかの見込みがないために、先々が不透明であることに変わりはない。しかし、少しずつでも状況が進展していることを前向きに捉えているのが、ゴールデンステイト・ウォリアーズのスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)だ。彼は『ESPN』をとおして、プレーオフを本来の形式から変えてシーズンを再開する可能性について、「従来の形式ではないとしても、もしそれが最低限我々ができることなら、試合を行えることは素晴らしいことだろう」とコメントしている。
リーグ側はシーズン再開に向けて、慎重にステップを踏んでいる。選手や関係者が理想とする形式で試合を行うことは今後も難しいかもしれない。しかしカーHCが述べたように、もしフォーマットが変更されてシーズンが再開になったとしても、試合を行える可能性があることは、選手としてもファンとしても前向きな要素ではないだろうか。
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