「MVPはレブロンだと思う」と発言したデイミアン・リラード、その理由とは?

レイカーズをウェスト首位へと導いているレブロン[写真]=Getty Images

「彼はあの年齢で、これまで長い間プレーしてきた身体で、しかもプレッシャーがのしかかる中、どんな小さなことでもやってのけている」とリラード

 5月29日(現地時間28日、日付は以下同)。『ESPN』の「Jalen and Jacoby Show」へデイミアン・リラード(ポートランド・トレイルブレイザーズ)が出演した。

 新型コロナウイルスの影響でシーズンを中断してから約2か月半が経過した中、番組内では「MVPは誰だ?」という話題になった。今季のMVP筆頭候補に挙がっているのは、ミルウォーキー・バックスをリーグベストの53勝12敗へと導く立て役者となっているヤニス・アデトクンボと、ロサンゼルス・レイカーズをウェスタン・カンファレンス首位(49勝14敗)へと引き上げているレブロン・ジェームズ

 両チームとも豪華戦力を誇っており、今季の直接対決は1勝1敗。シーズン成績ではアデトクンボが平均30.9分29.6得点13.7リバウンド5.8アシスト1.0スティール1.0ブロック。一方のレブロンは平均34.9分25.7得点7.9リバウンド10.6アシスト1.2スティールと、いずれも見事なパフォーマンスを見せている。

今季のMVP争いはレブロン(右)とアデトクンボ(左)による一騎打ちという様相になっている[写真]=Getty Images

 リラードは「どちらか1人の名前を口にしても、特に問題ないという気がする。でも俺の個人的な意見としては、今シーズンはレブロンだと思う」と切り出し、その理由についてこう話していた。

「彼ら(レイカーズ)はウェストでナンバーワンのチーム。シーズンをとおして一貫したプレーを見せている。それに彼はあの年齢(35歳)で、これまで長い間プレーしてきた身体で、しかもプレッシャーがのしかかる中、どんな小さなことでもやってのけている。それで見事なパフォーマンスを見せているんだ。あくまで俺の意見だけど、彼こそがMVPだ」。

 キャリア8年目の今季、いずれもキャリアハイとなる平均28.9得点7.8アシストを記録する29歳のリラードから見ても、レイカーズを再び優勝候補へと押し上げたレブロンのパフォーマンスは群を抜いているのだろう。

 もしレブロンが今季シーズンMVPに輝けば、通算5度目の受賞となり、マイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)、ビル・ラッセル(元ボストン・セルティックス)と並んで歴代2位タイへ浮上することとなる。

 7月末以降にシーズン再開予定と報じられている中、レブロンは2013年以来初のMVPを手にすることができるのか、今後の展開に注目していきたい。

自己ベストと言ってもいい成績を残すリラード(写真)がレブロンのプレーを絶賛した[写真]=Getty Images

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