22歳のオールスターとのマックス契約は2021-22シーズンから開始か
5月30日(現地時間29日、日付は以下同)。マサチューセッツ州知事のチャーリー・ベイカー氏は、同州を本拠地に置くプロスポーツチームの選手たちが、6月7日からそれぞれの練習施設におけるトレーニングを再開できるようにすると発言。
これにより、ボストン・セルティックスは6月7日からチームの練習施設にて選手たちが自主的なトレーニングをすることが可能に。だが健康面と安全性を確保すべく、一度に入れるのは4名までという制限を設けるという。
NBAは7月末からシーズン再開を目指している。イースタン・カンファレンス3位の43勝21敗を記録しているセルティックスは、すでにプレーオフ出場を決めており、再開が実現したらイーストの覇権争いには確実に絡んでくるだろう。
そんな中、31日に『ESPN』のブライアン・ウィンドホーストが『Sportscenter』へ出演。今季終了後に延長契約を結ぶ資格を得るジェイソン・テイタムについてこう話していた。
「まだはっきりとはしていないが、彼ら(セルティックス)は今シーズン終了後に彼へ大金を支払うことになるだろう。(テイタムは)おそらくマックス契約を手にすることになると思う」。
セルティックスは昨秋にジェイレン・ブラウンと4年1億1,500万ドル(約123億500万円)という超高額契約を締結。4年目の今季、ブラウンは平均20.4得点6.4リバウンド2.2アシスト1.1スティールと、いずれも自己最高の成績を残している。
だがテイタムはキャリア3年目でオールスターに初選出されており、今季は平均23.6得点7.1リバウンド2.9アシスト1.4スティールとこちらも自己ベスト。平均得点はチームトップとなっており、マックス額で延長契約を結ぶことになったとしても決しておかしくはない。
テイタムの来季契約はチームオプションで、約990万ドル(約10億5930万円)。セルティックスは来季の年俸総額ですでに1億2330万ドル(約131億9310万円)を超えており、ここにテイタムのマックス契約が加わってしまうとサラリーキャップを超過する可能性が高い。
とはいえ、テイタムはすでにセルティックスのトップスコアラー。フロント側は22歳のオールスターフォワードと来季ではなく、2021-22シーズンからスタートするマックス契約を結ぶ方向で話を進めていくことになるのではないだろうか。