現役引退後はレイカーズとペイサーズでAC、ナゲッツではHCを務めた男
6月2日(現地時間1日)。来季からGリーグに参入するセレクトチームのヘッドコーチ(HC)に、元NBAプレーヤーのブライアン・ショウが就任することに合意したと『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者が報じた。
このセレクトチームは、高校卒業後にカレッジで最低1年間プレーしてNBAドラフトへアーリーエントリーするという主流の中、Gリーグで経験を積ませるべく、将来有望な選手たちが所属することになるという、いわばカレッジとは別のルートを意味する。
現時点でこのチームには2021年のNBAドラフト上位指名候補のジェイレン・グリーン、さらにはアイザイア・トッド、デイシェン・ニックスが加入しているほか、フィリピン出身で218センチの長身を誇るカイ・ソットがプレーすることも決まっている。
なお、セレクトチームは、Gリーグのレギュラーシーズンではプレーしないものの、他のGリーグチームと約12試合を戦うことになるという。
コンボガードとしてNBAで計14シーズンをプレーしたショウは、通算943試合(うち先発は361試合)に出場して平均23.0分6.9得点3.4リバウンド4.2アシストを記録。2000年から02年にかけて、ロサンゼルス・レイカーズで3連覇を経験した実績を持つ。
引退後はコーチへと転身しており、04-05から10-11シーズンまでレイカーズ、11-12シーズンをインディアナ・ペイサーズでそれぞれアシスタントコーチ(AC)を務め、13-14シーズンから14-15シーズン途中まではデンバー・ナゲッツでHCとして指揮を執り、56勝85敗(勝率39.7パーセント)を記録。
昨季までの3シーズン、ショウはレイカーズでルーク・ウォルトン前HC(現サクラメント・キングスHC)の下でアソシエイトHCを務めてきた。今後は近い将来のNBA選手たちを育成するという重要な任務に就くこととなる。