ダニー・グリーンがシーズン再開について言及「僕らが思っている程に甘くはない」

今季レイカーズで3ポイントとディフェンスで活躍するグリーン[写真]=Getty Images

シーズン再開の問題点について言及するグリーン

 NBAはフロリダ州オーランドにて2019-20シーズンの第2幕を行うことで、現在プランが進行している。3月12日(現地時間11日)から新型コロナウイルスの影響でシーズンは中断となっていたが、ようやく再開の目処が立ちつつある。だがその一方でシーズン再開後のあらゆるリスクを懸念し、不安を抱く選手がいることも事実である。

『USA TODAY』のマーク・メディーナ記者によれば、ロサンゼルス・レイカーズのダニー・グリーンがシーズン再開における懸念点についてコメントしたそうだ。「NBAのシーズン再開のプランについて口にするならば、まだ多くのことが審議中で模索している段階。僕らはオーランドが今後どうなっていくかについて、80パーセントだけ把握している。物事をはっきりさせるためにも、未だに協議が重ねられている」と、言葉にするグリーン。

 またグリーンは続けて、「協議されているのはチームがどこに滞在し、どうやってそこで生活を行い、そして隔離された状態でどうやって試合を行うのかについてだ。現状としてはこの隔離によるシーズン再開は、リーグが望んでいる程に効果的ではないように見えるし、僕らが思っている程に甘くもない。この問題については解決策を模索していかないといけない」と、胸の内を打ち明けている。

 仮にシーズンが再開となっても、隔離された中で決して感染者が出ないとは言い切れない。また今季2度目のトレーニングキャンプを行うにせよ、レギュラーシーズン8試合が終わればすぐにプレーオフへと移行する。そうなると試合の強度と肉体への負荷が高まるポストシーズンではケガ人が増えるリスクもある。もちろんシーズン再開を心待ちにしていた選手もいるはずだが、懐疑的に捉えている選手もおり、依然不安や懸念点は残り続けるかもしれない。

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