ジョーダンと比較されるレブロン、4度目の優勝で評価はどうなる?
2003年にNBA入りを果たし、これまでマイアミ・ヒートで2連覇、その後は故郷オハイオ州のクリーブランド・キャバリアーズで球団初優勝を達成したレブロン・ジェームズ。今季でキャリア17年目を迎えて35歳になったが、衰えを感じさせないパフォーマンスでロサンゼルス・レイカーズを力強くけん引し、球団として10年ぶりの優勝を目指している。
すでに3つのチャンピオンリングを手にしているレブロンだが、彼のキャリアにおいて、3つ目の球団で優勝できるかどうかに注目している人々も多いはずだ。もしレイカーズ在籍中に成し遂げられれば、より一層彼のレガシーは輝かしいものになる。そして、近年繰り広げられるレブロンとマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)に関する比較論をさらに加速させていくだろう。
このレブロンとジョーダンの議論について、『First Things First』に出演したアントワン・ウォーカー(元ヒートほか)は自らの考えを述べている。「今季レブロンが優勝すれば、彼のレガシーはどうなるか?」という問いに対し、ウォーカーは、「レブロンは“GOAT”と呼ばれるマイケル・ジョーダンと同じカテゴリーに置かれ、彼らに関する議論は再び始まると思う」と、コメント。「何故ならもし今シーズンにレイカーズで優勝すれば、レブロンは3つの異なる球団でチャンピオンシップに輝くことになる。それにウェスタン・カンファレンスはとてもタフで、今季勝ち上がるのは厳しくなるだろう」と、語っている。
ウォーカーが語るように、3つの異なるチームで優勝するとなれば、歴史的にも非常に稀な選手となる。レブロンの場合はヒートとキャブス時代においてもエースであり、ともにファイナルMVPに輝いているため、レイカーズで4度目の優勝とMVPを受賞すれば、偉大な功績になることは間違いない。また今季はヒューストン・ロケッツやロサンゼルス・クリッパーズ、デンバー・ナゲッツなど多くの強豪球団が西に集結しており、プレーオフ中は非常に厳しい戦いになるはずだ。「今季にレブロンが優勝すれば、マイケル・ジョーダンとの比較論は再び行われるだろう」と、重ねてウォーカーはコメントしており、もしレブロンが今季チャンピオンに輝けば、ジョーダンとの議論は加熱していくだろう。