ブレイザーズが出場辞退したアリーザの代役としてガードのジェイレン・アダムズと契約

昨季ホークスでNBAデビューを果たしたアダムズ[写真]=Getty Images

 7月2日(現地時間1日、日付は以下同)。ポートランド・トレイルブレイザーズは、24歳のポイントガード、ジェイレン・アダムズと今季いっぱいの契約を結んだことを発表した。

 今月末から始まる第二幕に向けて、ブレイザーズはベテランフォワードのトレバー・アリーザが家庭の事情を理由に出場を辞退することを6月23日に発表しており、アダムズはその代役として加入することとなった。

 188センチ86キロのアダムズは、2018年7月にドラフト外でアトランタ・ホークスと2ウェイ契約を結び、19年2月に本契約を勝ち取った経歴を持つ。昨季はホークスで34試合(うち先発は1試合)に出場して平均12.6分3.2得点1.8リバウンド1.9アシストをマーク。

 昨年7月にホークスから解雇されると、同年8月21日にフリーエージェント(FA)としてミルウォーキー・バックスと契約。だが開幕前に解雇され、開幕ロースターに残れなかったアダムズは、今季バックス傘下のGリーグチーム、ウィスコンシン・ハードでプレー。

 34試合(うち先発は32試合)に出場したアダムズは、平均31.7分20.9得点4.9リバウンド5.2アシスト1.7スティールを残してオールGリーグファーストチームに選出。MVP投票ではチームメートのフランク・メイソン3世に次ぐ2位の得票数を手にした。

 昨季所属したホークス時と同様に、背番号10番を着用してプレーするアダムズは、ウェスタン・カンファレンス9位のブレイザーズで、デイミアン・リラードCJ・マッカラムアンファニー・サイモンズギャリー・トレントJr.らとバックコートを形成することとなる。

 8位のメンフィス・グリズリーズを3.5ゲーム差で追うブレイザーズは、“シーディングゲーム”(順位決定戦)で8戦全勝すべくオーランドへと乗り込むため、アダムズがプレータイムを確保できるかは微妙。だがリラードやマッカラムといったリーグ有数のスコアリングガードたちと共に過ごすことは、貴重な経験となるに違いない。

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