ヒートのバム・アデバヨとケンドリック・ナンが新型コロナから回復してチームに合流

チームに合流したアデバヨ(右)とナン(左)[写真]=Getty Images

 7月25日(現地時間24日、日付は以下同)。マイアミ・ヒートのオールスタービッグマン、バム・アデバヨケンドリック・ナンがバブルと称される開催地でチーム練習に初合流した。

 両選手は新型コロナウイルス(COVID-19)の検査結果で陽性反応が出ていたため、チームへの合流が遅れていたが、隔離を終えてようやくチームメートたちとの練習を行った。

「リズムに慣れてきたから調子は最高さ。やっと兄弟たちのところに戻ってくることができたよ」と語ったアデバヨは、今季平均16.2得点10.5リバウンド5.1アシストに1.2スティール1.3ブロックと大暴れを見せているビッグマン。

 ナンは今季ヒートで先発としてプレーしており、ここまで平均15.6得点2.7リバウンド3.4アシストを記録するドラフト外の新人ガード。両選手が戻ったことで、イースタン・カンファレンス4位のヒート(41勝24敗)はフルメンバーがそろった。

「あの2人は長い間チームから離れていたと感じてる。だから私を無視してコートでできる限りジャンプしてたよ。でも選手たちがそろったことは非常にいいことだ。練習で彼らがものすごい活気を持ち込んでくれることは想像できるはずだ。今日の練習が11回目だったが、彼らが入ったことですばらしいものになったよ」。

 エリック・スポールストラHC(ヘッドコーチ)もアデバヨとナンの合流を歓迎。翌26日にHPフィールドハウスで行われたユタ・ジャズとのスクリメージ(練習試合)では、アデバヨこそ出場しなかったものの、ナンは約17分プレーして5得点2リバウンド3アシストと、まずまずの数字を残した。

 試合は99-101でジャズに惜敗したものの、ベンチスタートのケリー・オリニクがゲームハイの27得点に8リバウンド、新人のタイラー・ヒロが20得点7リバウンド4アシスト、さらにはダンカン・ロビンソンとデリック・ジョーンズJr.がそれぞれ10得点をマーク。

 ヒートは29日にスクリメージ3試合目としてメンフィス・グリズリーズとマッチアップし、8月2日にシーディングゲーム(順位決定戦)の初戦としてデンバー・ナゲッツ戦に臨むこととなる。

 プレーオフ進出はすでに決めているとはいえ、ベストメンバーでシーディングゲーム8試合を戦い、ベストな状態でプレーオフを迎えたいところだ。

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