2020.07.06

シーズン中断中に数多くのエリートプレーヤーを研究してきたタイラー・ヒーロー…彼がモデルにする偉大なシューターとは?

ヒートの主力選手の1人としてプレーしている若手のヒーロー[写真]=Getty Images
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複数のエリート選手を分析するヒーロー

 今季戦績41勝24敗とイースタン・カンファレンス4位に位置付けているマイアミ・ヒートで、主力選手の1人として活躍しているタイラー・ヒーローNBA1年目でありながら、今シーズンは平均12.9得点4.0リバウンド1.9アシストを残し、3ポイントシュートは39.1パーセント、フリースローは83.5パーセントという成功率を記録している。

 すでにプレーオフ進出が決定しているヒートだが、ヒーローはさらなるレベルアップのために、シーズン中断期間に多くの現役のエリートプレーヤーや歴史に名を残した偉大な選手たちのプレーを研究したそうだ。『South Florida Sun Sentinel』が報じている。「同じ選手をずっと研究している。クレイ・トンプソン(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)、レイ・アレン(元マイアミ・ヒートほか)、CJ・マッカラム(ポートランド・トレイルブレイザーズ)、スティーブ・ナッシュ(元フェニックス・サンズほか)、ブラッドリー・ビール(ワシントン・ウィザーズ)といった選手たちを見てきたんだ。それぞれの選手から異なったものを吸収しているよ」と、ヒーローはコメント。

 今季のヒーローはドライビングレイアップや、ミドルレンジのプルアップジャンパーで得点を決める場面もあったが、彼は特にシューターであるトンプソンとアレンのスタイルに注目しているそうだ。「クレイとレイのキャッチアンドシュートはとても素晴らしい。そういったプレーこそが、彼らの試合を見るときに注意を払っている部分なんだ」と、語る。事実試合中ではジミー・バトラーのキックアウトを受け取ってスリーポイントを決めるなど、アウトサイドも彼の大きな武器の1つだ。

 このシーズン中断中に自ら選手の研究を行い、来たるシーズン再開、そしてキャリア初のプレーオフに備えているヒーロー。「僕は彼らの試合から何か新しいものや、何か異なるものを分析することができている。そういったものを自分のなかに取り入れるためにもね」と、言葉にしており、無事にシーズン第二幕が行われれば、新たなヒーローの姿を目にすることができるかもしれない。

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