第4Qに3度、ペイサーズが2点差まで詰め寄るも、ヒートが追加点を許さず
「俺たちはどんなゲームであれ、負けるだろうだなんて決して思っちゃいない。俺たちは勝利したいのさ。自分たちにどれだけ多くのことができるかは分かってるさ」。
マイアミ・ヒートの闘将ジミー・バトラーの言葉どおり、8月23日(現地時間22日、日付は以下同)に行なわれたインディアナ・ペイサーズとのファーストラウンド第3戦で、ヒートは124-115で勝利し、カンファレンス・セミファイナル進出に王手をかけた。
ヒートはファストブレイクによる得点で7-22とペイサーズを下回ったものの、リバウンド(46-37)で上回り、フリースロー試投数(52-28)では大差をつけた。そしてヒートはそのうち43本(成功率82.7パーセント)を沈めて優位に立った。
この試合でバトラーはフリースロー成功率85.0パーセント(17/20)を含む27得点に8リバウンド4アシスト3スティール、ゴラン・ドラギッチが24得点6アシスト3スティール、バム・アデバヨが22得点11リバウンド5アシスト、タイラー・ヒロが20得点と4選手が20得点以上を挙げるバランスアタックを披露。
Buckets x Dragon put @MiamiHEAT up 3-0! #NBAPlayoffs@JimmyButler: 27 PTS, 8 REB, 3 STL@Goran_Dragic: 24 PTS, 6 AST, 3 STL, 5 3PM pic.twitter.com/OW3LGxDQLu
— NBA (@NBA) August 22, 2020
さらにダンカン・ロビンソンが15得点、ジェイ・クラウダーが11得点8リバウンド2スティール、ケリー・オリニクが9リバウンドを残した。
ペイサーズがマルコム・ブログドンを中心に第4クォーターに3度も2点差まで詰め寄ったものの、ヒートはオリニクやアデバヨが追加点を奪い、ペイサーズに連続得点を許さないディフェンスが光った。
「俺たちは毎晩ショットを決め切ることができるわけじゃない。でも俺たちはディフェンス面で最高の仕事ができたし、(オフェンスでは)フリースローを獲得できたと思うね」とバトラー。
ペイサーズではブログドンが34得点7リバウンド14アシスト、TJ・ウォーレンが23得点6リバウンド5スティール、ビクター・オラディポが20得点、マイルズ・ターナーが15得点12リバウンド3ブロックと奮戦も、3連敗で後がなくなった。
だがブログドンはこの試合の後半に59-50でヒートを上回ったことを次戦に向けた好材料として見ていた。
「それこそ、僕らがこの3試合で成し遂げよう、遂行しようとしていたこと。24分間、完全に遂行することができたんだ。次の試合でもそれを持ち込み、この調子を保っていきたい」。
25日に行なわれるシリーズ第4戦はペイサーズにとってまさに崖っぷち。第3戦の後半で見せた戦いを持続し、ヒート相手に1勝をもぎ取ることができるか注目だ。