シーディングゲームからプレーオフまでで平均30.5得点をたたき出した男
8月27日(現地時間26日、日付は以下同)。ポートランド・トレイルブレイザーズはデイミアン・リラードが28日に第二幕の開催地(フロリダ州オーランドにあるバブルと呼ばれる隔離された場所)から離れ、オレゴン州ポートランドに戻ってさらなる検査を行うと発表した。
ウェスタン・カンファレンス8位のブレイザーズは同1位のロサンゼルス・レイカーズとのプレーオフ ファーウトラウンドを繰り広げており、第4戦を終えて1勝3敗。リラードはシリーズ平均でチームトップの24.3得点4.3アシストに3.5リバウンドを記録するも、第4戦で右膝を捻挫したことで、第5戦を欠場することとなっていた。
ところが、27日に予定されていたシリーズ第5戦は延期となり、同日夜に選手たちやコーチ陣がミーティングを実施。現状はこのままシーズンを終えるか、それとも続行するかを協議しており、今後の予定は明らかとなっていない。
リラードは7月31日から始まったシーディングゲーム(順位決定戦)でリーグトップとなる平均37.6得点に9.6アシストの大活躍でブレイザーズを6勝2敗の好成績へと導く殊勲者となり、文句なしでMVPに選出された。
シーディングゲーム、メンフィス・グリズリーズとのプレーオフ最後のスポットをかけたプレーインゲーム、プレーオフここまでの4試合で、リラードは平均30.5得点をマーク。
レギュラーシーズンで見ても、今季はリーグトップの平均37.5分に出場していずれも自己ベストとなる平均30.0得点8.0アシストをマーク。3ポイントは成功率40.1パーセント、試投数(平均10.2本)、成功数(同4.1本)とキャリアハイを更新し、リーグ最高級のスコアリングガードとして大暴れを見せた。
もし今後プレーオフが再開となったとしても、リラードは少なくとも検査のため数日は開催地に戻れず、戻ったとしても4日間の隔離を終えなければコートに立つことができない。
そのため、このまま今季を終えることになってしまう可能性があるのだが、まずは右膝の捻挫を完治させてほしいところだ。