9月4日の発売を前に『NBA2K21』の開発者によるメディアセッションが行われた。時節がらリモートでの開催となったが、開発者によるこのモデルの特徴のプレゼンテーションののち、メディアからの質問を受け付けた。
『NBA 2K』シリーズは19年間にもわたりバスケゲームの決定版として君臨、世界中に多くのファンを持つことで知られている。昨年は八村塁(ワシントン・ウィザーズ)がこの歴史あるゲームの日本オフィシャルアンバサダーに就任するなど、日本での注目度はさらに増していると言えるだろう。
その最新版の特徴について、ゲームプレイ・ディレクターのマイク・ワンは「進化したプロコントロールを使って、まるで本物のボールを操作しているかのような感」を真っ先にあげた。「コンビネーションムーブが可能になり。ジャンプショットだけでなく、多くのシュートの精度がアップしている。右スティックの操作性がアップしているので、それをいかに使いこなすことができるかで、より楽しめるはず」と自信を見せた。
さらにポイントガードのサイズを203センチまで大きくすることができるようになり、プレーヤーに対する柔軟性もアップ。これまで以上に操作性がアップし、思いどおりのプレーヤー設定など、よりリアルにゲームが楽しめるようになったという。
ゲームの中でバーチャルなバスケ人生を経験できる「マイキャリア」。NBAプレーヤーになるためには大学での活躍も欠かせないが、最新モデルでは実際に存在する大学が登場する。その10校とはNCAAトーナメントの常連校で、多くのNBAプレーヤーを輩出する強豪校ばかり。公認大学は、ミシガン州立大学、コネチカット大学、フロリダ大学、ゴンザガ大学、シラキュース大学、テキサス工科大学、オクラホマ大学、UCLA、ビラノバ大学、そして、ウエストバージニア大学。
サブタイトルは「The Long Shadow“その道の先に待つもの”」。カバー選手であるデイミアン・リラード(ポートランド・トレイルブレイザーズ)とザイオン・ウィリアムソン(ニューオーリンズ・ペリカンズ)も登場することになっており、ストーリーを盛り上げることになっている。
マイキャリアで作ったキャラクターがバーチャル空間で生活するのが「ネイバーフッド」。最新作では「2Kビーチ」が追加された。担当のチェン・ユー(ディレクター兼プロダクト・デベロップメント)は「野外で太陽の光を浴びながらバスケをするのは素晴らしい。その感覚を楽しんでほしい」とコメントした。
毎年多くのプレーヤーがNBAの門をたたくが、年々進化するモーションキャプチャーの技術により、リアルな動きを再現するのが『NBA 2K』シリーズ。メディアセッションの後半に準備されていたインタビューセッションで、八村塁がルーキーシーズンを終えたことで、どのようにバージョンアップをするのか聞いてみた。
答えてくれたのはマイク・ワン。「八村選手に関しても開発チームで研究を重ねてきた。実際に選手がコート上でどのような動きをするか、そのリアリティやレーティングがゲームに反映されるようしてあるよ」とのこと。
様々な部分でバージョンアップを施した『NBA 2K21』は、当然のことながら日本の宝のこともしっかりチェックしていた。それだけに発売日が来るのが楽しみでしかない。