クリス・ポールが今シーズンを振り返る「この1年をとおして僕たちはハードに戦い抜いた」

今季新天地サンダーにて、改めてリーグを代表する選手であることを証明したポール[写真]=Getty Images

実力健在であることを証明したポール

 今季開幕前、ヒューストン・ロケッツからオクラホマシティ・サンダーへとトレードされたクリス・ポール。近年はケガに苦しむ場面も散見され、優勝を目指すロケッツは全盛期であるラッセル・ウェストブルック獲得のために彼を放出した。一方、サンダーは長年のフランチャイズプレーヤーであったウェストブルックを手放し、複数の将来の指名権を手にしたために、再建に入るだろうと思われていた。

 だが周囲の予想に反して、今季のサンダーはポールを中心に勝利を重ねて戦績44勝28敗を記録。ウェスタン・カンファレンス5位に堂々とランクインを果たし、プレーオフでは優勝候補のロケッツと第7戦までもつれ込む接戦を展開。このシリーズでポールは平均21.3得点7.4リバウンド5.3アシスト1.6スティールをマークし、あらためて『ポイント・ゴッド』が健在であることを人々に知らしめた。

『Hoop Central』によれば、ポールはこのロケッツとのシリーズ後に今季を振り返ったという。35歳という年齢ながら存在感を示した彼は、「この1年をとおして僕らはハードに戦い抜いた。多くの人々が僕らを疑っていたのは紛れもないことだけれど、僕たちは自分たちを疑うことはなかった」とコメント。「周りがどんなことを言おうと、気に掛けることはなかった。試合の時はいつだって勝利を求めていたよ」と、シーズン中の心境を表した。

 ロケッツ時代はケガに苦しんだが、今季は新天地サンダーで大きな結果を残したポール。持ち前のバスケットセンスと闘争心を武器に、来季も再びサンダーで活躍してくれることだろう。

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