9月16日(現地時間15日)、「NBAプレーオフ2020」の26日目が行われた。
”Win or GO HOME” 、運命の第7戦へと持ち込まれたロサンゼルス・クリッパーズとデンバー・ナゲッツの一戦は、56-54とクリッパーズが2点をリードして後半へと突入する。しかし、後半クリッパーズがシュートを決められずリズムを失ってしまい、その隙を突いてナゲッツが徐々にリードを広げる。第4クォーター残り2分24秒でナゲッツのジャマール・マレーがスリーポイントシュートを決めて98-80とすると、直後にクリッパーズのカワイ・レナードがターンオーバー。ナゲッツのジェレミー・グラントが速攻から豪快にダンクし、勝負あり。104-89でナゲッツが勝利し、2008-09シーズンぶりのカンファレンス・ファイナル進出を決めた。ナゲッツはまたもや1勝3敗と大きくリードを許したところから逆転し、シリーズを突破した。
ナゲッツはマレーが40得点の活躍を披露し、二コラ・ヨキッチが16得点13アシスト22リバウンドとトリプルダブルを記録した。一方のクリッパーズはレナードが14得点、ポール・ジョージが10得点と両エースの得点が伸びなかった。
バトラー、アデバヨらの活躍でヒートが勝利
イースタン・カンファレンスファイナルの第一戦、ボストン・セルティックスとマイアミ・ヒートの戦いはオーバータイムにもつれこむ熱戦の末、117-114でヒートが先勝した。
55-55と同点で前半を終えた両チームだったが、第3クォーターでセルティックスが28得点し、リードを奪う。セルティックスはそのまま勝利にもちこみたいところだったが、ヒートが徐々に得点差を縮めると、第4クォーター残り22秒でジミー・バトラーがスリーポイントシュートを沈め、106-105と逆転する。その後セルティックスがタイムアウトを要求し、フロントコートからのプレーとなったが、ヒートのデリック・ジョーンズJr.がボールとかかわらないところでファウル。セルティックスに1本のフリースローが与えられることとなり、ジェイソン・テイタムがこれをきっちり沈めて同点に。その後得点は生まれず、106-106でオーバータイムに突入する。
オーバータイムはセルティックスのケンバ・ウォーカー、ヒートのバトラーとエースが得点を取り合う展開となるが、残り12秒でバトラーがファウルを受けながらもボールをリングに沈め、エンドワンを獲得。フリースローもきっちりと決めてヒートが116-114とリードする。その後のポゼッションでテイタムがダンクを狙うが、ヒートのバム・アデバヨがブロックで阻止し、勝利を収めた。