「俺のような選手、特に偉大な選手になることを望み、優秀なコーチの下で教わりたいなら最高なこと」とラヴィーンがドノバン新HCの就任について言及
シカゴ・ブルズでエースを務めるザック・ラヴィーンは、キャリア6年目となった今季、60試合に出場してキャリアハイとなる平均25.5得点に4.8リバウンド4.2アシスト1.5スティールを残した。
だが2014年のドラフト1巡目13位でミネソタ・ティンバーウルブズから指名された25歳のガードは、これまでプレーオフに出場したことがなく、6シーズンで5人のヘッドコーチ(HC)の下でプレーしてきた経験を持つ。
ウルブズでプレーした3シーズンでフリップ・サウンダース、サム・ミッチェル、トム・シボドー(現ニューヨーク・ニックスHC)、ブルズではフレッド・ホイバーグ、ジム・ボイレンという指揮官たちと共にキャリアを送ってきた。
するとブルズは先月ボイレンHCを解雇し、9月23日(現地時間22日、日付は以下同)に後任としてビリー・ドノバンを迎え入れることに成功。オクラホマシティ・サンダーで5シーズン指揮を執ってきたドノバンは、過去5シーズンでプレーオフへ1度しか進出していないブルズを勝てるチームへと引き上げることができるか、大きな期待が寄せられている。
25日に行なわれたカンファレンスコールで、ドノバン新HCは「バスケットボールというゲームにおいて、ブルズは歴史、組織という点で大きな意味を持っています。そしてバスケットボールをワールドワイドなものにしてきました」と言及。
マイケル・ジョーダン、スコッティ・ピペン(共に元ブルズほか)を中心に、ブルズは1990年代に2度の3連覇を飾り、空前のブームをもたらした。通算6度の優勝は、ボストン・セルティックス(17回)、ロサンゼルス・レイカーズ(16回)に次ぐ3位タイ。
ブルズが再びプレーオフへと返り咲き、覇権争いへと参戦すべく、ドノバン新HCは大きなチャレンジに立ち向かうこととなる。
ラヴィーンは6人目の指揮官に対して大きな期待を寄せており、「俺のような選手、特に偉大な選手になることを望み、優秀なコーチの下で教わりたいなら最高なこと。だから俺は今ハッピーだ。ニュースで(ドノバン新HC就任を)知った時、彼にテキストを送ったんだ。『あなたの後についていく準備はできてます。ものすごく楽しみにしてます』ってね」と語っている。
何よりも勝利することを渇望するラヴィーンにとって、ドノバン新HC就任は大きな刺激になったはず。来季に向けて、ブルズは新たな指揮官の下で着々と準備を進めていくに違いない。