レイカーズがナゲッツとのシリーズを4勝1敗で制する
9月27日(現地時間26日)、ロサンゼルス・レイカーズとデンバー・ナゲッツの西のカンファレンス・ファイナル第5戦が行われ、レイカーズが117-107で勝利。こうして10年ぶりのNBAファイナル進出が決定した。
第1クォーターは両チームともに手厚いディフェンスから得点につなげるなど、拮抗した展開だった。しかしナゲッツの二コラ・ヨキッチがファウルトラブルに陥ると、第2クォーターからレイカーズが徐々に主導権を握っていく。
ベンチから出場したアレックス・カルーソはオフザボールで味方との連携プレーでレイアップを決めるなど、前半に放った5本のショットすべてを沈めた。さらにこの日レブロン・ジェームズがプレーオフで絶好調のジャマール・マレーとマッチアップし、得点を抑える役割を果たした。こうしてレイカーズが61-51で10点リードでハーフタイムへ。
後半に入ってからもレイカーズはダニー・グリーンがコーナーから3ポイントシュート、レブロンもレイアップにジャンパーと次々と得点を量産。ドワイト・ハワードもヨキッチを相手にポストからジャンプフックを放り込むなど、依然としてレイカーズのペースだった。だがナゲッツはジェレミー・グラントが2連続で3ポイントを沈めると流れが傾いていき、オフェンスのパスが回り始める。マイケル・ポーターJr.の3ポイント、マレーも右膝の痛みを抱えながらもバスケットカウントを成功させ、ナゲッツが第3クォーター終了時点で87-84と1ポゼッション差に詰め寄る。
しかし迎えた最終クォーター、レイカーズはカイル・クーズマの3ポイント、レブロンは連続でバスケットカウントを獲得。ナゲッツもポール・ミルサップのフリースロー、ヨキッチがドライブからリバースレイアップをねじ込んだが、レイカーズはグリーンの3ポイント、レブロンも落ち着いてジャンパーを沈めた。そしてレブロンの試合終盤の3連続ジャンパーが決め手となり、ナゲッツとのシリーズを制した。
勝利したレイカーズはレブロンが38得点16リバウンド10アシストとプレーオフ27回目のトリプルダブルを達成し、デイビスが27得点5リバウンド、グリーンが11得点、カルーソが11得点4アシスト、ハワードが9得点9リバウンドを記録。
敗れたナゲッツはヨキッチが20得点7リバウンド5アシスト、グラントが20得点9リバウンド、マレーが19得点8アシスト、ミルサップが13得点4リバウンド、ポーターJr.が10得点をマークした。