10年ぶりの優勝を達成したレイカーズ
10月12日(現地時間11日)、ロサンゼルス・レイカーズとマイアミ・ヒートのNBAファイナル第6戦が行われた。この日レイカーズはアレックス・カルーソをスターター起用し、ケンテイビアス・コールドウェル・ポープ、ダニー・グリーン、レブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビスというスモールラインナップに。対するヒートはゴラン・ドラギッチがケガから復帰してベンチから出場した。
試合は前半、レイカーズのデイビスのジャンパーが決まると、ヒートはすかさずタイラー・ヒーローがアリウープパスを放り、バム・アデバヨがダンクを沈める。その後はレブロンがダンクにレイアップと連続得点、第5戦で好調だったダンカン・ロビンソンも3ポイントシュートをヒットさせた。
しかし第1クォーター終盤にレイカーズが主導権を握っていくと、続く第2クォーターだけで36-16と大きく突き放す。特にベンチから出場したラジョン・ロンドは前半のみで6本のシュートすべてを決めて13得点をマーク。またデイビスがジミー・バトラー相手にゴール下で力強くショットをねじ込み、ポープが2連続で3ポイントを決めるなど、レイカーズは完全に勢いづいて、スコアを64-36にしてハーフタイムとなった。
後半もレイカーズはグリーンの3ポイント、レブロンのドライビングレイアップが決まり、ヒートに反撃の機会を与えず。またディフェンスでもプレッシャーを与え、ヒートのターンオーバーを誘発させることに成功した。
迎えた最終クォーター、ヒートのケリー・オリニクの3ポイント、アデバヨのダンクを許すも、グリーンが3ポイントを決めるなど攻撃の手を緩めず。そしてその後もレブロンは3ポイント、ダンク、ミドルレンジジャンパーを決めて、レイカーズが最終的に106-93とファイナルを制し、球団として10年ぶり、17回目のチャンピオンシップに輝いた。
優勝したレイカーズは、キャリア4度目のファイナルMVPを受賞したレブロンが、28得点14リバウンド10アシストとプレーオフ通算28回目のトリプルダブルを達成。デイビスも19得点15リバウンドとダブルダブル。ロンドが19得点4リバウンド4アシスト、ポープが17得点を決めた。
【試合結果】
ロサンゼルス・レイカーズ 106-93 マイアミ・ヒート