11月22日(現地時間21日)。30歳の元オールスター、ゴードン・ヘイワードがシャーロット・ホーネッツと4年1億2000万ドル(約123億6000万円)で合意したと『ESPN』が報じた。
これはヘイワードの代理人を務める『Priority Sports』のマーク・バーテルスタインが『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者へ伝えたことで明らかとなったのだが、この巨額契約には驚きの声があったことは事実。
ボストン・セルティックスとの今季の契約(プレーヤーオプション)を破棄して制限なしフリーエージェント(FA)となったヘイワードは、ユタ・ジャズ在籍時の2017年にオールスター初選出を飾ったフォワード。高校時代までを過ごしたインディアナを本拠地に置くペイサーズへのサイン&トレードというウワサもあったのだが、ホーネッツを新天地に選んだことになる。
もっとも、ホーネッツはヘイワードが制限付きFAになった14年に高額契約をオファーし、サインするところまで持ち込んだ経緯があった。だがジャズがその契約にマッチしたため移籍は実現しなかった。
あれから約6年が経過し、ヘイワードを手に入れたホーネッツは、4年連続でプレーオフ出場を逃しており、昨季はイースタン・カンファレンス9位の23勝42敗でフィニッシュ。
今年のドラフトでは1巡目全体3位で長身ガードのラメロ・ボールを指名。ロースターにはデボンテ・グラハム、テリー・ロジアーというバックコート陣がおり、ヘイワードは彼らのまとめ役をこなしていくことになりそう。
ヘイワードと巨額契約を結んだことで、ホーネッツはニコラ・バトゥームを解雇することになるだろうと『The Charlotte Observer』が報じている。
だがヘイワードはキャリア最初の7シーズンをプレーしたジャズでは42試合のみの欠場だったのだが、ここ3シーズン所属したセルティックスではケガに泣き、プレーオフも含めて142試合も欠場。17年にマックス契約で加入したものの、3シーズンで平均13.9得点5.4リバウンド3.6アシストと、期待に十分応えることができたとは言えない。
プレーオフ返り咲きを見据えるホーネッツで、ヘイワードは巨額な契約に見合う活躍ができるのか注目していきたいところだ。