ドラフト指名から約13年。FAのビッグマン、マルク・ガソルがレイカーズ入りへ

経験豊富なガソルが昨季覇者レイカーズとの契約に合意[写真]=Getty Images

 11月23日(現地時間22日、日付は以下同)。制限なしフリーエージェント(FA)のビッグマン、マルク・ガソルがロサンゼルス・レイカーズとの2年契約(金額は不明)に合意したと『ESPN』が報じた。

 一昨季途中にメンフィス・グリズリーズからトロント・ラプターズへトレードで加入し、フランチャイズ史上初の優勝に貢献したガソルは、昨季平均26.4分7.5得点6.3リバウンド3.3アシストを記録。出場時間や得点、リバウンドで自己ワーストに終わったものの、国際大会の経験も豊富な35歳は多くの時間帯でコートに立てなくとも、多彩なスキルと経験、ベテランならではの知恵をレイカーズにもたらすことができるだろう。

 今月15日。スペインメディアとの取材でガソルは「(FA交渉解禁となる)金曜になったら、僕に関心を持ついくつかのNBAチームが連絡してくるのは分かってる。僕は近い将来、NBAで王座を勝ち取るチームの手助けをしたいんだ。再建中のチームでプレーすることはない」とコメント。レイカーズや古巣ラプターズといったチームが獲得に関心を示していたなか、かつて兄パウ(現無所属)が約7シーズン所属した球団への移籍を選択することに。

 もともと、マルクは2007年のドラフト2巡目全体48位でレイカーズから指名されていた。だが08年2月に成立したトレードで、レイカーズはグリズリーズからパウを獲得すべく、マルクとの交渉権を放出していたため、約13年の時が経ち、ドラフト指名されたチームでプレーすることが決まった。

 なお、レイカーズはセンターのポジションとキャップスペースを作り出すべく、ジャベール・マギーと将来のドラフト2巡目指名権を放出し、クリーブランド・キャバリアーズからジョーダン・ベルとアルフォンゾ・マッキニー(共に今季は無保証契約)を獲得している。

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