長いリハビリ期間を経て今シーズンに挑むケビン・デュラント「コートに戻るまで、チームがサポートしてくれた」

おおよそ1年半ぶりに復帰を果たし、プレシーズンで存在感を放ったデュラント[写真]=Getty Images

いよいよアキレス腱断裂から復帰し、新シーズンに挑むデュラント

 2019年のNBAファイナルでアキレス腱断裂という大ケガを負って以来、ブルックリン・ネッツのケビン・デュラントは長い時間を費やしてリハビリに取り組んできた。それまでは圧倒的なスコアラーとしてリーグを支配してきたからこそ、果たしてピーク時と比べてどこまで回復しているかが重要なポイントだった。しかしこのプレシーズン期間に552日ぶりにコートへ戻ると以前のような美しいジャンパーをヒット。ボストン・セルティックスとの試合では25得点3ブロックを記録した。

 いよいよゴールデンステイト・ウォリアーズとの開幕戦が目前に迫りつつある中、デュラントは現在のコンディションについて触れたそうだ。『The New York Daily News』のクリスティアン・ウィンフィールド記者が報じている。デュラントは「18ヶ月もの間、試合から離れていたんだ。肉体的な部分や実際の試合のスピードにも合わせてプレーできていなかった」とコメント。「脚が本来の状態に戻るまでは、まだ時間を費やすことになるだろう」とつづっており、実戦に向けて慎重な姿勢を保っている。

 また長きにわたるリハビリについては、「僕がコートに戻るまでの間、このチームがいつもサポートしてくれた。復帰を果たすために素晴らしい環境にいることができたんだ」と話し、「だからこれまでのプロセスを続けていれば、本格的に復帰を果たす時にはスムーズに戻れると思う」と語ってみせた。

 優れたサポート体制でリハビリに尽力し、いよいよ新シーズンに挑むデュラント。しかし本人は試合勘を取り戻すべく、冷静にプロセスを歩んでいくことを意識しているようだ。

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