レイカーズへ加入したマルク・ガソルを指揮官が称賛「本当に目を見張るものがある」

レイカーズへ加入したベテランのガソル[写真]=Getty Images

 昨季の覇者ロサンゼルス・レイカーズは、オフシーズンにロースターを一部入れ替え、新たな布陣で今季2連覇を狙う。

 デニス・シュルーダーモントレズ・ハレルを加えたことで、ロースターの若返りにも成功し、レブロン・ジェームズアンソニー・デイビスというリーグ最強タッグの周囲に実力者をそろえたと言っていい。

 その一方、センターはドワイト・ハワード(現フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)とジャベール・マギー(現クリーブランド・キャバリアーズ)が退団し、フリーエージェントのマルク・ガソルを獲得。

 NBAキャリア12年に加え、ユーロリーグや国際大会の経験も豊富な35歳のガソルは、今季デイビスとフロントコートでタッグを組むこととなる。アップテンポな展開、ハーフコートにおけるクイックネスという面ではハワードやマギーと比較すると劣ってしまうものの、この男には優勝経験(2019年/トロント・ラプターズ)と知識に経験、そしてスキルセットが備わっていることを忘れてはならない。

 先日、フランク・ボーゲルHC(ヘッドコーチ)は「あのサイズでインテリジェンスがあり、ディフェンスやさまざまなことを読む能力を持つマルクは本当に目を見張るものがある」と称賛していたように、ガソルにはまだまだチームを手助けできる力がある。

 プレシーズンでは3試合で平均21.6分3.7得点5.0リバウンド3.7アシストに終わったものの、デイビスへタッチダウンパスを送っただけでなく、ハーフコートでもトップ・オブ・ザ・キー付近からプレーメーカーとしてチームメートたちへ的確なパスを繰り出すなど、自身のスキルセットを垣間見せていた。

 オフェンスでガソルがポストプレーだけでなく、3ポイントラインにポジショニングしてショットを放ったり、パスを繰り出すことで、レブロンやデイビス、あるいはシュルーダーやハレルもペイントエリアで容易に得点することができるだろう。

 NBAで2度目の優勝を狙うベテランビッグマンが、ディフェンディング・チャンピオンのレイカーズで今後どのように貢献していくのかは気になるところだ。

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