ステフィン・カリーが欠場中のグリーンの復帰について「間違いなく彼の復帰はチームの助けになる」

トンプソンが不在である以上、カリー(左)とグリーン(右)の活躍は必須だ[写真]=Getty Images

開幕から連敗やケガ人に苦しむウォリアーズ

 2020-21シーズン開幕後、ブルックリン・ネッツとミルウォーキー・バックスとの試合をこなしたゴールデンステイト・ウォリアーズは2連敗を喫した。試合内容としてはそれぞれ26点差、39点差というリードを奪われており、『NBC Sports』によれば、スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)は、「リーグのベストチームと2試合戦ったが、その内容は酷い結果だった。よりチームを向上させる必要があると思っているが、課題は山積みだね」とコメントを残したようだ。

 ウォリアーズは開幕前にクレイ・トンプソンが右足アキレス腱断裂でシーズン全休を余儀なくされ、さらに12月28日(現地時間27日)に『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者によれば、マーキース・クリスが右足腓骨を骨折し、こちらもシーズン全休が決定。ドレイモンド・グリーンも右足を負傷してここまで試合に出場できておらず、チームは故障者に苦しんでいる。しかし同日時点で、カーHCは4日から5日間の調整を経てグリーンを復帰させる見込みとのことだ。同メディアのアンソニー・スレーター記者が報じている。

 チームの精神的な支柱とも言えるグリーンの復帰が近づく中、ステフィン・カリーは次のようなコメントを残した。「間違いなく彼の復帰はチームの助けになる。高いバスケットボールIQを持ち、ポゼッションをコントロールできる。正しいパスを出せるから、彼をマークしている選手にプレッシャーを与えることができるんだ」と語り、グリーンがコートへ帰ってくることを待ちわびているようだ。

 またジョーダン・プールも「彼はオフェンスとディフェンスにおける重要なボーカルなんだ」とコメント。試合中グリーンは常に声出しを行い、選手のポジショニングを指示したり、ミスに関してもはっきりと指摘する選手である。彼がコートへ戻れば、チームが活性化することは間違いないだろう。

 いずれにせよ、ウォリアーズがシーズン序盤から厳しい状況であることに変わりはない。カーHCは、「我々はまだ数週間練習をした程度で、できたばかりのチーム」と語っており、シーズンを戦っていく中で修正や課題の克服は必須だろう。

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