2020-21シーズンが開幕してから約3週間。NBAは新型コロナウイルスの感染拡大が収束していない中で試合を開催しており、検査結果で陽性反応が出た選手だけでなく、リーグ規定の安全衛生プロトコルに従い、濃厚接触者の調査によって試合に出場できない選手が増え、試合を延期せざるを得ない状況が続いている。
先日2ウェイ契約の選手枠を2人から3人へと増やす方向でNBAとNBA選手会が話し合いをしていると『ESPN』が報じていたものの、フリーエージェント(FA)の中堅やベテラン選手たちにとっては2ウェイ契約を結ぶことができないため、NBAでプレーするためには本契約を結ばなければならない。
そんななか、1月16日(現地時間15日)にアイザイア・トーマスが『Yahoo! Sports』へ、一握りのチームとNBA復帰に向けて話し合いをしていることを明かした。そして新たに『Quartexx Basketball』のバーニー・リーを代理人として雇ったという。
リーはジミー・バトラー(マイアミ・ヒート)やジャスティン・ホリデー(インディアナ・ペイサーズ)をクライアントに持つエージェントで、トーマスのNBA復帰を後押しすることになりそうだ。
トーマスはNBAキャリア9年を誇る175センチ83キロの小兵。筋骨隆々の肉体とシュート力を兼備するスコアリングガードで、キャリア平均18.1得点5.0アシストをマーク。昨季はワシントン・ウィザーズで40試合(うち先発は37試合)に出場して平均12.2得点3.7アシストに3ポイント成功率41.3パーセントを残している。
昨年2月の3チーム間のトレードで、トーマスはロサンゼルス・クリッパーズへ移籍後に解雇されてからはFAとなっていた。