1月19日(現地時間18日、日付は以下同)に行なわれたトロント・ラプターズ戦。ルカ・ドンチッチ率いるダラス・マーベリックスは93-116で敗れて3連敗を喫した。
この日のマブスはティム・ハーダウェイJr.が2試合ぶりに復帰したものの、新型コロナウイルスの安全衛生プロトコルによってジョシュ・リチャードソン、マキシ・クリーバー、ドリアン・フィニー・スミス、ドワイト・パウエルを欠くという苦しい布陣に。
勝利したラプターズではカイル・ラウリーが23得点9リバウンド7アシスト、クリス・ブーシェイが21得点10リバウンド3ブロック、パスカル・シアカムが19得点5アシスト、ノーマン・パウエルが17得点、OG・アヌノビーが13得点11リバウンドをマーク。渡邊雄太も2分4秒のプレータイムを得た。
ベンチスタートでドンチッチに対して好守備を見せたスタンリー・ジョンソンは「このチームにとってベストなことはチームディフェンスなんだ。コートに出て、5人で1人の男をガードするのはいたって簡単なこと」と語り、こう続けた。
「彼はイライラしていたと思うね。彼のようにリーグでいろんな相手をやっつけてきた選手が、俺たちがやったようにされたら誰だってフラストレーションがたまるというものさ」。
この日のドンチッチはフィールドゴール11投中成功わずか4本の計15得点に7リバウンド9アシストと不発。クリスタプス・ポルジンギスが23得点9リバウンド2ブロック、トレイ・バークが17得点、ジェームズ・ジョンソンが15得点6リバウンド、ジェイレン・ブランソンが13得点を残すも敗戦。
そして今季平均18.7得点を残していたハーダウェイJr.は12本(うち3ポイントは6本)放ったフィールドゴールを全てミスしてしまい、まさかの無得点。マブスのフランチャイズ史上、1試合で成功なしに最も多くのショットを放った選手という不名誉な記録を樹立してしまった。
ちなみに、『ESPN Stats & Info』によると、NBA史上、同条件で最もショットをミスしてしまったのは実の父ティム・ハーダウェイ(元ゴールデンステイト・ウォリアーズほか)だという。
切れ味抜群の“キラークロスオーバー”でリング下まで切れ込んで得点を量産しただけでなく、トランジションや勝負どころで突き刺すプルアップスリーなどでキャリア平均17.7得点を奪ってきたハーダウェイだが、ウォリアーズ在籍時の1991年12月28日のミネソタ・ティンバーウルブズ戦でフィールドゴール17本(うち3ポイントは2本)を全てミス。
フリースローで2得点をあげたことに加え、13アシスト2スティールを残し、チームも勝利を収めたとはいえ、こちらもありがたくない記録。息子がマブス史上ワーストのシューティングパフォーマンスを演じてしまったことで、親子そろって不名誉な記録にリストアップされてしまった。