2020.12.28

ドンチッチ率いるマブスが前半でクリッパーズに“歴史的な大差”をつけて今季初勝利

ドンチッチ(右)が所属するマブスが今季初勝利[写真]=Getty Images
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前半終了時点でNBA史上最多となる50点差をつけたマブスが歴史的な快勝

 12月28日(現地時間27日、日付は以下同)。この日NBAでは計10試合が行なわれ、ニューヨ―ク・ニックスが130-110でミルウォーキー・バックスを、シャーロット・ホーネッツが106-104で好調ブルックリン・ネッツを、クリーブランド・キャバリアーズが118-94でフィラデルフィア・セブンティシクサーズを下す金星を挙げた。

 だが最も衝撃的な結果となったのはダラス・マーベリックスロサンゼルス・クリッパーズの一戦だろう。開幕2連敗を喫していたマブスは、昨季のプレーオフ1回戦に2勝4敗で敗れたクリッパーズを相手に試合序盤から猛攻をしかけ、前半を終えてなんと77-27の50点差。

 『Elias Sports Bureau』によると、NBA史上、ハーフタイムで最も点差が離れたのは1991年の11月3日に行なわれた47点差。ゴールデンステイト・ウォリアーズがサクラメント・キングス相手に前半終了時点で88-41と大量リードし、153-91で大勝した試合だった。

 マブスはこの試合の後半で47-46と1点差となったものの、前半の大量リードで124-73という圧勝劇で昨季のプレーオフのリベンジを果たし、今季初勝利。

「僕らは自分たちが何者なのかを見せたんだ。人々は僕らのことを最初の2試合で断定したからね。シーズンは長いけど、僕らはこの調子をキープしなきゃいけない。ディフェンスをしていかなきゃいけない。この試合を機に、ディフェンスを得意分野にしていきたいね」。

 歴史的な快勝劇を演じたルカ・ドンチッチ(マブス)は試合後にそう語り、自身はゲームハイの24得点に9リバウンド8アシストをマーク。マブスではジョシュ・リチャードソンが21得点、ティム・ハーダウェイJr.が18得点、ジェイレン・ブランソンが11得点をマーク。

 一方のクリッパーズは、23日の開幕戦でロサンゼルス・レイカーズを116-109、26日のクリスマスゲームではデンバー・ナゲッツを121-108で下し、好スタートを切ったものの、まさかの大敗を喫することに。

 ホームのステイプルズ・センターで大敗を喫したポール・ジョージは「別に大したことじゃない。確かに、俺たちはこてんぱんにやられてしまった。でもこれは1試合にすぎない」と語ったものの、誰もが「まさか…」という予想外の展開になったことは言うまでもない。

 クリッパーズではカワイ・レナードがナゲッツ戦の第4クォーター中盤にサージ・イバカの右肘が顔面を直撃したことで8針を縫うアクシデントに見舞われ欠場。ジョージが15得点、イバカが13得点9リバウンド、イビツァ・ズバッツが10得点を残すも、チーム全体でフィールドゴール成功率34.2パーセント(26/76)、3ポイント成功率12.1パーセント(4/33)とショットが絶不調に終わってしまった。

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