2020.12.11

「クリッパーとして引退したい」と語ったポール・ジョージが4年約198億円で契約延長

ジョージは今後5年間で約235億円を受け取ることとなった[写真]=Getty Images
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 12月11日(現地時間10日、日付は以下同)。ポール・ジョージがロサンゼルス・クリッパーズと4年1億9000万ドル(約197億6000万円)の延長契約にサインしたことが明らかとなった。

 これはジョージのエージェントを務める『CAA Sports』のアーロン・ミンツが『ESPN』へ伝えたことで発覚したのだが、ジョージの契約は2021-22シーズンがプレーヤーオプションになっていたことから、今回新たに結んだ延長契約は同シーズンから適用されることとなり、4年目となる24-25シーズンの契約がプレーヤーオプションになるという。

 今回の延長契約締結により、ジョージは今季を含む今後5年間で2億2600万ドル(約235億400万円)という超高額年俸を手にすることとなった。

 カリフォルニア州パームデイル出身の万能戦士は、ナイト高校、フレズノ・ステイト大学と、NBA入りまで同州で過ごしてきた。10年のドラフト1巡目10位インディアナ・ペイサーズから指名されたジョージは、その後ペイサーズ、オクラホマシティ・サンダーでプレーし、昨夏トレードで故郷カリフォルニア州を本拠地に置くクリッパーズへ加入。

「俺は幸せだ。ホームにいるからね。(クリッパーズは)大好きだったチームの1つなんだ。俺はここにいるとコミットした。クリッパーとして引退したい。毎年言うよ。俺のハートはここにある。何が起ころうと関係なく、俺は幸せだ」。

 今月行なわれたメディアウィークの会見でそう語ったジョージは、自身の居場所として故郷のチームと超高額な延長契約を締結。30歳のオールラウンダーは昨季、平均21.5得点5.7リバウンド3.9アシスト1.4スティールに加えて自己最高の3ポイント成功率(41.2パーセント)をマーク。

 プレーオフではバブルという隔離された環境でプレーしていたことで「少しうつ病になっていた」と漏らし、ショットに好不調の波があったものの、平均20.2得点6.1リバウンド3.8アシスト1.5スティールを残していた。

 クリッパーズ在籍2年目の今季は、昨季果たせなかったフランチャイズ史上初のカンファレンス・ファイナル進出、そしてチャンピオンを目指して大暴れすることを期待したい。

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