2020.08.24

殊勲の活躍を見せたドンチッチ「信じることができなければ、ここにいるべきじゃない」

いずれもゲームハイとなる43得点17リバウンド13アシストをマークしたドンチッチ[写真]=Getty Images
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21点差を覆し、ドンチッチの劇的ブザービーターでマブスが勝利して2勝2敗に

 8月24日(現地時間23日、日付は以下同)に行なわれたロサンゼルス・クリッパーズとダラス・マーベリックスによるプレーオフ ファーストラウンド第4戦は、延長にもつれる大激戦の末、ルカ・ドンチッチ(マブス)がステップバックスリーを劇的なブザービーターで突き刺し、マブスが135-133で勝利してシリーズ戦績を2勝2敗のタイとした。

 試合は第2クォーター途中でクリッパーズが21点リードを奪う中、マブスがドンチッチを中心に追い上げて逆転に成功。第4クォーター残り6分32秒にはマブスが11点をリードしていた。

 するとクリッパーズがマーカス・モリスルー・ウィリアムズカワイ・レナードらのショットで猛追。残り50.6秒にウィリアムズのフリースロー2本で121-121の同点に追いつき延長へ。

 延長では両チームが2点差以内の激しい攻防を繰り返し、残り19.0秒にドンチッチが鮮やかなスピンムーブからレイアップを決めてマブスが2点をリードするも、直後のオフェンスでクリッパーズがレナードのキックアウトからモリスがコーナースリーを放り込み、残り9.6秒にクリッパーズが逆転に成功する。

 だが最後はドンチッチがレジー・ジャクソンとの1対1からスペースを作り出し、得意のステップバックスリーで見事な逆転劇を演出。

「今の気持ちを言葉で表すことなんてできないよ。ボールが入った時だけじゃなくて、チームの皆が僕のところに向かってきた時のこともね。何かこう特別なものだったんだ。選手として体感した感覚としてはこれまでで最高の1つになった。スペシャルなものだったんだ」。

 試合後にそう振り返ったドンチッチは、第3戦で左足首をネンザする中で約46分出場していずれもゲームハイとなる43得点17リバウンド13アシストのトリプルダブルに2スティール1ブロック。21歳の神童はまたもや超絶パフォーマンスを披露し、マブスを勝利へと導いたのである。

 これにはリック・カーライルHC(ヘッドコーチ)も「彼はすばらしい選手であると共に、パフォーマーでもあるんだ。こういう瞬間のために生きているのさ。この男は恐れというものを全く知らないね」と驚嘆。

「自分を信じることができなければ、ここにいるべきじゃない。僕らは最初から信じてたんだ。そして今、2勝2敗のタイに持ち込むことができた」というドンチッチの言葉には重みがあり、説得力があったことは言うまでもない。

ドンチッチ(中央)のブザービーターが決まり、大エースを祝福するマブスの選手たち[写真]=Getty Images

 マブスはこの試合でクリスタプス・ポルジンギスを右膝の痛みにより欠いたものの、ドンチッチに加えてスターター起用されたトレイ・バークが25得点、ティム・ハーダウェイJr.が21得点、セス・カリーが15得点、ボバン・マリヤノビッチが10得点7リバウンド、ドリアン・フィニー・スミスが8得点7リバウンド2スティール2ブロック、マキシ・クリーバーが7得点9リバウンド2ブロックと続いた。

 一方、敗れたクリッパーズでは、ウィリアムズが36得点5アシスト、レナードが32得点9リバウンド4アシスト、イビツァ・ズバッツが15得点、ジャクソンが14得点を挙げるも、過去2戦でシューティングスランプに陥っているポール・ジョージはこの日もフィールドゴール成功率21.4パーセント(3/14)の計9得点に終わった。

「俺がもっとショットを決めていれば、シリーズが少しは違う展開になっていただろう。相手チームのことを称えるよ。彼らはいいプレーをしていた。ルカは驚異的なプレーをしていた」。

 ジョージが話したとおり、ドンチッチはクリッパーズにとってまさに脅威そのもの。26日に行なわれる第5戦でクリッパーズが勝利し、シリーズ突破に王手をかけるためには、ドンチッチをスローダウンさせることがマストとなる。

クリッパーズにも勝利するチャンスはあったものの、ショットを決め切れず[写真]=Getty Images

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