最大17点差から巻き返したヤング「最初から最後まで、このチームが諦めることはなかった。誰がコートに出ていようと関係ない」
1月21日(現地時間20日、日付は以下同)に行なわれたデトロイト・ピストンズ対アトランタ・ホークスの一戦は、延長戦の末にホークスが123-115で制した。
この日ホークスはディアンドレ・ハンター(右膝の痛み)、キャメロン・レディッシュ(左膝の打撲)という2人のスターターを欠いたものの、14点ビハインドで迎えた第4クォーターに追い上げ、残り1分4秒で5点ビハインドの劣勢からトレイ・ヤングのフリースローとクリント・カペラのダンクで追いつき延長に持ち込む。
迎えた延長ではジェレミー・グラントの5連続得点でピストンズがリードを奪うも、ソロモン・ヒルの3ポイントやカペラの3ポイントプレーなどで応戦し、残り1分にヤングが6点リードへと広げる長距離砲をねじ込んで勝負あり。
ホークスではヤングがいずれもゲームハイとなる38得点10アシスト、ジョン・コリンズが31得点11リバウンド、カペラが27得点26リバウンド5ブロック、ケビン・ハーターが17得点5リバウンド4アシストをマーク。
カペラは2019年1月13日にミネソタ・ティンバーウルブズのカール・アンソニー・タウンズがニューオーリンズ・ペリカンズ戦で27得点27リバウンドを記録して以来、約2年ぶりの“25得点25リバウンド”以上をたたき出し、ホークス加入後としてはベストゲームを見せた。
エースのヤングは前半わずか6得点だったものの、第3クォーターだけで21得点をもぎ取るなど後半と延長で32得点を奪う爆発で勝利へと導いた。
「僕らが諦めなかったことをうれしく思う。最初から最後まで、このチームが諦めることはなかった。誰がコートに出ていようと関係ない。実際、僕らは何人かの選手がいなかったからね」。
ホークスはスターター全員が39分以上、ヤングとコリンズは43分以上のプレータイムを記録し、ベンチポイントはわずか4得点。スターター頼みになってしまったことは否めないが、「僕らが今夜と同じくらいの努力と得点、リバウンドを続けていくことができれば、このチームに限界なんてない」とヤングは胸を張った。
一方、最大17点リードを手にしながら敗れたピストンズでは、グラントがキャリアハイの32得点に6リバウンド5アシスト、ブレイク・グリフィンが17得点7リバウンド4アシスト、ウェイン・エリントンが16得点、デリック・ローズが14得点、メイソン・プラムリーが10得点9リバウンドを残すも敗戦。
この試合を終えて、ホークスは7勝7敗でイースタン・カンファレンス7位、ピストンズは3勝11敗でリーグワーストに沈んでいる。