ウォリアーズ、レイカーズで計3度の優勝経験を誇る33歳のビッグマン
今年1月中旬に成立した4チーム間の大型トレードで、ブルックリン・ネッツはヒューストン・ロケッツからジェームズ・ハーデンを獲得。ケビン・デュラント、カイリー・アービングとハーデンが1チームにそろい、現役最高級の“ビッグ3”を形成した。
1月25日(現地時間24日、日付は以下同)終了時点で、ネッツはイースタン・カンファレンス5位の10勝8敗。ハーデン加入後は3勝2敗としており、これから調子を上げていきたいところ。
ネッツはデュラント、ハーデン、カイリーがいずれも来季終了後にプレーヤーオプションを保持しており、これを破棄すれば制限なしフリーエージェント(FA)になることができる権利を持つだけに、今季を含めた2シーズンに勝負をかけていると言っていい。
その一方、ネッツはハーデン獲得の代償としてキャリス・ラバート(現インディアナ・ペイサーズ)、ジャレット・アレン、トーリアン・プリンス(共にクリーブランド・キャバリアーズ)、ロディオンス・クルーツ(現ロケッツ)と複数のドラフト指名権を手放しており、選手層が薄くなったことも事実。
ネッツは昨季フィラデルフィア・セブンティシクサーズでプレーしていたビッグマン、ノーベル・ペルを獲得すると『ESPN』が報じているものの、アレンが抜けた今、ディアンドレ・ジョーダンのバックアップを務めるターゲットにしているのはキャブズのジャベール・マギーだという。
— Javale PIERRE 3Xs McGee (@JaValeMcGee) January 25, 2021
『NEW YORK POST』は26日に、ネッツがトレードでマギーを獲得することに関心を示していると報道。キャリア13年目をプレーするビッグマンは、今季ここまで14試合(うち先発は1試合)に出場して平均16.8分8.2得点6.2リバウンド1.3アシスト1.1ブロックを残しているものの、キャブズにはアンドレ・ドラモンド、ラリー・ナンスJr.に加えてアレンもいるため、プレータイムが減少する可能性を秘めている。
マギーの契約は今季限りで、年俸も420万ドル(約4億3260万円)と安価。ゴールデンステイト・ウォリアーズ在籍時にはデュラントと共にプレーして2度の優勝を経験している点もプラスに働くかもしれない。
ロースター枠に空きを残すネッツにとって、ウォリアーズとロサンゼルス・レイカーズで計3度の優勝経験を持つ33歳のセンターは十分魅力的に映っていることだろう。今後の動向が気になるところだ。