2021.03.17
3シーズン連続でリバウンド王に君臨するアンドレ・ドラモンド(クリーブランド・キャバリアーズ)は、今季もここまで平均18.0得点2.9アシスト1.6スティール1.5ブロックに加えてリーグトップの15.1リバウンドとリーグトップの本数を記録している。
1月16日(現地時間15日、日付は以下同)に行なわれたニューヨ―ク・ニックス戦ではいずれもゲームハイとなる33得点23リバウンドに2スティール2ブロックというモンスタースタッツをたたき出し、106-103でチームの勝利に大きく貢献。
キャブズの選手が1試合に30得点20リバウンド以上を達成したのは2004年のカルロス・ブーザー(元ユタ・ジャズほか)以来の快挙。また、キャリア9年目のビッグマンが20得点20リバウンド以上を達成したのは通算43度目。
『Basketball Reference』のクリエイター、Justin Kubatkoによると、NBAとABAが1976-77シーズンに統合後、1試合で20得点20リバウンド以上を最も達成したのはモーゼス・マローン(元ヒューストン・ロケッツほか)の109回。続いてドワイト・ハワード(現フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)の51回なのだが、ドラモンドはアキーム・オラジュワン(元ロケッツほか/42回)を抜いて歴代単独3位に浮上したという。
キャブズはニックス戦でジェディ・オスマンが25得点5アシスト、ラリー・ナンスJr.が14得点9リバウンド5アシスト、デイミアン・ドットソンとアイザック・オコロがそれぞれ13得点を残し、連敗を3でストップ。
「もうこれ以上、ドレ(ドラモンドの愛称)について話すことはできないね。彼は最高だった。彼を1対1でストップできる選手はそう多くない」とJB・ビッカースタッフHC(ヘッドコーチ)はドラモンドを絶賛した。
キャブズは14日に成立した大型トレードで、ダンテ・エクサムとドラフト指名権を放出し、ブルックリン・ネッツからジャレット・アレンとトーリアン・プリンスを獲得。ナンスJr.にジャベール・マギー、アレンと、センターをロースターにそろえたキャブズ。このトレードによって、今季終了後に制限なしフリーエージェント(FA)になるドラモンドが放出される可能性も浮上している。
指揮官は「そういう見方があるのは当然」としながらも、「ドレと私は互いに信頼し、すばらしい関係を構築している。それにドレは自身の価値を分かっているし、彼がどれだけ能力があるかは見ていて分かるはずだ」と話す。
ドラモンドも「もしトレードされたとしても、俺にはコントロールできないこと。俺はここにいる皆のことが大好きだ。すごく楽しいよ。彼らは48分間戦っているから、毎晩ハードにプレーしなきゃならないのさ」と目の前のことにフォーカスしている。
今後の動向についてはなんとも言えないが、ドラモンドには引き続きハードなプレーでキャブズをけん引してほしいところだ。
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