「バスケットであることに変わりはない。コートで多くのことができていることをうれしく思うね。楽しいよ」とハーデン
1月26日(現地時間25日、日付は以下同)。ブルックリン・ネッツがマイアミ・ヒート戦に臨み、98-85で勝利。24日(128-124)に続き、昨季のイースタン・カンファレンス覇者を相手に2連勝を飾った。
「ここ8年間、俺はボールをコントロールし、支配するようにしてきた。今は自分にとって違う経験になっているけど最高さ。バスケットボールであることに変わりはない。バスケットボールコートで、多くのことができていることをうれしく思うね。楽しいよ」。
試合後にそう語ったのは、今月中旬にヒューストン・ロケッツからネッツへ加入したジェームズ・ハーデン。この日は第3クォーター終了時点で10得点のみだったのだが、第4クォーター残り7分12秒で78-78と同点の場面からネッツが18-2のランで96-80へとリードを広げた時間帯に10得点をたたき出し、勝利へと直結する働きを見せている。
ネッツではハーデンが20得点4リバウンド8アシスト、ケビン・デュラントが20得点13リバウンド5アシスト2ブロック、カイリー・アービングが16得点8リバウンド4アシストをマーク。さらにはジョー・ハリスが12得点、ディアンドレ・ジョーダンが11得点6リバウンド、ジェフ・グリーンが10得点5リバウンドと続いた。
この日は“ビッグ3”のショットがあまり決まらなかったものの、第4クォーターにヒートを14得点に抑え、試合全体でフィールドゴール成功率36.9パーセント(31/84)、3ポイント成功率を25.6パーセント(11/43)に抑えるディフェンスが光った。
「俺たちのディフェンスは試合を通してタイトになっていたと思う。第4クォーターにショットが決まりだしたことで、突き放すことができた。でもこの試合はディフェンスで勝利したことは確かだ」とデュラント。
「アグレッシブにいかないと。俺は試合の流れの中で、超アグレッシブではなかったと思う」と振り返ったハーデンだが、スティーブ・ナッシュHC(ヘッドコーチ)は特に心配していないという。
「ジェームズがもっとアグレッシブになったらいいかって? そうだね。彼がさらにアグレッシブになるかって? 私はそう思う。新たなチームメートたちと共にプレーして、彼がもっと快適になれば、新しい組織に順応したら、ジェームズはスコアリング面でさらに向上するだろうね」。
ネッツは28日からアトランタ・ホークス、オクラホマシティ・サンダー、ワシントン・ウィザーズとのアウェー3連戦が控えている。2連戦は組まれていないため、ビッグ3そろい踏みで臨むことが期待でき、日替わりで大暴れする選手が現れて快勝を収めるかもしれない。
ただ、この日のヒート戦のようにショットが不発に陥る可能性もあるだけに、そういう展開になった際には26日にヒートを85得点に抑え込んだディフェンスを駆使して白星を重ねていきたいところだ。