母親の手料理を満喫したレブロン「安息できる場所に帰れて気分がいいよ」
1月26日(現地時間25日、日付は以下同)。ロサンゼルス・レイカーズは敵地ロケットモーゲージ・フィールドハウスで行なわれたクリーブランド・キャバリアーズ戦に115-108で勝利し、今季のアウェー戦績を10戦無敗とした。
オハイオ州アクロン出身のレブロン・ジェームズにとって、この日は2018年11月22日以来、レイカーズ移籍後としては約2年2か月ぶりのホーム凱旋。その試合でもゲームハイの32得点に14リバウンド7アシストで勝利を収めていたのだが、この日は“キング”の独壇場となった。
レブロンはシーズンハイの46得点に8リバウンド6アシスト2スティール2ブロックの大爆発。フィールドゴール26投中成功19本、3ポイントも10投中成功7本と絶好調で、第4クォーターだけで21得点をもぎ取る集中砲火。
3ポイントに加え、ポストプレーからフェイダウェイジャンパーやフックショット、強行突破から豪快なボースハンドダンクやレイアップを次々と決め、“これぞレブロン”というプレーが凝縮されていた。そして36歳となった今でも、レブロンこそがベストプレーヤーであることを見せつけたと言っていい。
故郷に凱旋し、母グロリアの手料理を満喫したレブロンは「家庭料理さ。自分が安息できる場所に帰れて気分がいいよ」と試合後に語り、レイカーズへ今季14勝目(4敗)をもたらした。
なお、この試合でレブロン(36歳と26日)が記録した46得点は、兄と慕うコービー・ブライアントが現役最終戦(37歳と234日)でマークした60得点以来となる40得点ゲームの最年長記録。まるで約1年前にヘリコプター墜落事故により他界したレジェンドへの思いが込められた一戦となった。
絶好調レブロンについて、アンソニー・デイビスが「彼があんなふうにプレーしているのは見ていて楽しいね。彼は前半に19、17得点だっけ? 彼はミスしていなかった。フロアのどこにでもいたからね」と脱帽するのもうなずけるほど、見事なパフォーマンスだった。
勝利したレイカーズではレブロンのほか、デイビスが17得点10リバウンド4アシスト3スティール3ブロック、モントレズ・ハレルが15得点6リバウンド、デニス・シュルーダーとケンテイビアス・コールドウェル・ポープがそれぞれ10得点を記録。
一方のキャブズでは、アンドレ・ドラモンドが25得点17リバウンド、シェド・オスマンが20得点、コリン・セクストンが17得点6アシスト、ダリアス・ガーランドが11得点5アシストを残すも、チームは2連敗となった。