2月9日(現地時間8日)、ワシントン・ウィザーズがシカゴ・ブルズのホームに乗り込んだ。
ウィザーズはラッセル・ウェストブルックが3試合ぶりにベンチ外に。ラウル・ネトがスターティング5に名を連ねたほか、ダービス・ベルターンスが今シーズン初となる先発出場を果たした。第1クォーターはつかず離れずの展開となり、残り6分55秒で八村塁がこの試合初めてとなる2ポイントシュートを成功。ブラッドリー・ビールが加点する一方で、ブルズもダニエル・ギャフォードやサディアス・ヤングが反撃し、24-27でブルズリードで終了。
第1クォーターわずかにリードを許したウィザーズだったが、第2クォーターはベルターンスの3ポイントシュートを皮切りに9連続ポイントで39-31と逆転に成功。その後もリードを広げ、10点差をつける時間帯が続くが、中盤にブルズのザック・ラビーンらに速攻から得点を許し、徐々に詰め寄られてしまう。そんな中、八村が奮起し積極的なインサイドアタックで得点を決めると、相手のミスマッチをうまく突いてバスケットカウントを獲得し、3点プレーを完結。八村が流れを取り戻し、58-48とウィザーズのリードで試合を折り返す。
第3クォーターも八村が躍動。フリースローで得点を重ねたほか、インサイドアタック、3ポイントシュートとウィザーズの攻撃をけん引する。だが、終盤はオフェンスが停滞してしまい、83-78とわずかに詰め寄られて最終クォーターへ突入。一進一退の攻防となり、勝利を目指して互いに得点を重ねていく中、ウィザーズが残り4分36秒で99-91と点差を広げる。このまま逃げ切りたいところだったが、ブルズに反撃を許して試合残り29秒で102-101と1点差に。残り9秒でビールがフリースローを1本沈め103-101となり、ブルズはラビーンにボールを託してリングへアタックする。決められると延長へと突入するところだったが、ウィザーズがそれを防ぎ、105-101で逃げ切る格好で勝利。連敗を2で止め、今シーズン6勝目を獲得した。
ウィザーズはビールが35得点7アシストと躍動したほか、八村は19得点10リバウンドをマーク。自身の誕生日にダブルダブルを達成した。一方のブルズはラビーンが35得点をマークしたが、あと一歩及ばなかった。
■試合結果
シカゴ・ブルズ 101-105 ワシントン・ウィザーズ
CHI|27|21|30|23|=101
WAS|24|34|25|22|=105