安全衛生プロトコルにより離脱していたケビン・デュラント…隔離期間を終えて戦列復帰へ

隔離期間を終えてウォリアーズ戦で復帰予定のデュラント[写真]=Getty Images

古巣ウォリアーズとの試合で復帰予定

 2月13日(現地時間12日、日付は以下同)、『ESPN』によれば、安全衛生プロトコルによりチームから離脱していたブルックリン・ネッツのケビン・デュラントが戦列復帰をするという。6日のトロント・ラプターズ戦の途中からチームを退くことを余儀なくされていたが、6日間の隔離期間が無事に終了。チームと合流して練習に参加し、14日のゴールデンステイト・ウォリアーズ戦で復帰するそうだ。

 ラプターズとの試合を去らなければいけなかった理由はやや複雑ではある。今回デュラント本人は検査で陽性ではなかったが、同日の試合開始前にネッツのとある従業員の新型コロナウイルス(COVID-19)の検査結果が不確定であり、彼はそのチームスタッフと接触していたためにスターターから外れなければならなかった。第1クォーターの途中、一度は試合出場の許可が下りてコートに立つものの、スタッフの陽性反応が発覚し、デュラントは第3クォーター途中にチームからプロトコルを告げられたことで、納得のいかない表情で退場をしていた。

「不運な状況だったんだ。あの試合を楽しみにしていたけれど、試合開始前に2度目の検査結果を待たなければいけないと告げられた。コートに立ちたいと思っていたからあの時リズムが崩れてしまった。けれど今はこうして戻って来れた」と、当時の状況を振り返った。

 デュラント本人は今回の件を理不尽に感じてフラストレーションを抱いていたことだろう。しかし「あの時は試合中もそのあとも少し苛立っていたんだ。でも今は冷静だよ」とコメントしており、「準備はできている」と、来たる古巣ウォリアーズとの対戦に向けて集中している。感染対策のために、変則的なシーズンを送ることは苦労と葛藤が多いはず。しかしデュラントのような真のプロフェッショナルならば、コートに立って結果を残してくれるはずだ。

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