2月20日(現地時間19日、日付は以下同)に行なわれたニューオーリンズ・ペリカンズ戦。フェニックス・サンズは第3クォーター終了時点で91-102と11点ビハインドを背負っていた。
だが第4クォーター残り8分7秒にジェイ・クラウダーの3ポイントで逆転に成功すると、そこからはリードを保持し、終わってみれば132-114と18点差をつけて勝利。
今季戦績を18勝10敗とし、ウェスタン・カンファレンス4位タイとしたサンズは、デビン・ブッカーが23得点、クラウダーが20得点、フランク・カミンスキーが17得点、ディアンドレ・エイトンが16得点16リバウンド、クリス・ポールが15得点19アシスト、キャメロン・ジョンソンが13得点と活躍。
Chris Paul had a season-high NINETEEN assists tonight 🥵
It's the most assists by a Sun in a game since 2013! pic.twitter.com/57ZvFFKFiG
— Phoenix Suns (@Suns) February 20, 2021
『Elias Sports Bureau』によると、ショットクロックが導入された1954-55シーズン以降、第4クォーター開始時の11点ビハインドから18点差で勝利するという差異はこれまでになかったことだという。
キャリア最初の6シーズンをニューオーリンズ・ホーネッツ(現ペリカンズ)でプレーしたポールは「僕の人生において、ベストな数年間を過ごしたのがここニューオーリンズなんだ。ここのファンの前でプレーしてきたからね。これからの人生でも、ここは僕にとって特別な場所なのさ」と語った。
第4クォーターに5得点7アシストにターンオーバーゼロと、見事な司令塔ぶりを発揮したベテランについて、ブッカーはこう話す。
「彼はコートに出て見事に指揮していた。彼はフロアの中で何が起こるのかを知っていたのさ。あのプレーぶりはまさにアートだ。彼が相手ディフェンスを分断し、チームメートたちのためにプレーメイクしつつ、同時に必要な場面で得点してくれた」。
サンズとしては、17日のブルックリン・ネッツ戦で47分間リードしながら、最後の最後にリードを奪われ、逆転負けを喫していただけに、ペリカンズ戦で見事な挽回を見せたと言えるだろう。