2月22日(現地時間21日、日付は以下同)終了時点で、フィラデルフィア・セブンティシクサーズは20勝11敗でイースタン・カンファレンス首位。2位のブルックリン・ネッツ(20勝12敗)が0.5ゲーム差で迫っているのだが、ここまでは上々の戦いぶりを見せていると言っていい。
レギュラーシーズンは折り返し地点に近づいており、3月6日から11日までのオールスターブレイクを挟んで、12日からレギュラーシーズンの後半戦を迎える。3月26日のトレードデッドラインまで残り約1か月となり、トレードに関するウワサが数多く出回る時期となった。
すると『THE RINGER』のケビン・オコナー記者が、23日に掲載された同メディアの記事内で、シクサーズがチャンピオンシップ獲得に向けて大きな動きを見せることになるかもしれないと報じていた。
そこでオコナー記者が触れたのは、トロント・ラプターズのカイル・ラウリー。チーム最古参となる在籍9年目のベテランガードは、ラプターズのハート&ソウルかつリーダーとして活躍を続けてきた34歳。
今季も出場した全25試合でスターターを務めるラウリーは、平均34.4分17.7得点5.4リバウンド6.4アシスト1.2スティールを残しており、依然として攻防両面において貴重な存在となっている。
だがラウリーの契約は今季限りで、ラウリーが欠場した試合でチームは6戦無敗。ラウリーにとって、フィラデルフィアは生まれ故郷であり、高校時代までを過ごしたホームタウン。
シクサーズは今季からバスケットボール運営部門代表にダリル・モーリーが就任。モーリーはヒューストン・ロケッツのゼネラルマネージャー(GM)を務めていた際に優勝を狙うべく積極果敢にトレードを断行してきただけに、さらなる戦力アップを見据えていると同記者は見ているようだ。
もしトレードでラウリー獲得を狙うのであれば、シクサーズは主力を放出するというリスクを伴うだけに難しいところ。モーリーとエルトン・ブランドGMがどのような動きを見せるのかは気になるところだ。