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フィラデルフィア・セブンティシクサーズは、オフシーズンにダニー・グリーン、セス・カリー、ドワイト・ハワードといった新戦力を加えたのだが、昨季からコーチングスタッフも一新している。
ドック・リバースがヘッドコーチ(HC)へ就任したほか、アシスタントコーチ(AC)としてメンフィス・グリズリーズとサクラメント・キングスでHC経験を持つデイブ・イェーガー、ロサンゼルス・クリッパーズでリバースを支えたサム・カセール、インディアナ・ペイサーズでコーチングスタッフを務めていたダン・バークとポパイ・ジョーンズ、さらにはエリック・ヒューズ、ブライアン・アダムズが就任。
オールスターセンターのジョエル・エンビードは昨季まで対戦相手として見ていたバークについて、12月11日(現地時間10日)に『ESPN』へこう話している。
「すごくいい関係だ。彼はすばらしい男だと思っている。俺たちは(シクサーズ入りしてから)実際に、とても親密になっている。彼もそうだし、コーチングスタッフは俺に対して、ディフェンス面における原動力として見るようになっている。特にこのチームがリムプロテクトし、リーグベストのディフェンスをすることで、俺が最優秀守備選手賞(DPOY)になれると話している。俺はここ数年、コートに立った時はこのチームがリーグでもベストなディフェンスをしたと思ってきた。だから今、彼らはそれを継続し、同じエナジーでやろうとしている」。
エンビードは3年連続でオールスター入りしているほか、一昨季まで2年連続でオールディフェンシブセカンドチームに選ばれており、DPOYの投票でも一昨季は4位、その前年には2位の得票数を得ているように、リムプロテクターとしても知られる万能型ビッグマン。
シクサーズとペイサーズはイースタン・カンファレンスのプレーオフ常連チームであり、昨季までエンビードとバークACは敵対していただけに、今季からチームの一員になったことは爽快な気分のようだ。
「もし対戦相手に俺のようなプレーをする強敵がいたらプレーするのは簡単じゃない。でも両者が同じチームになるんなら、きっと大好きになるだろうね。(リング付近では)ファウルを誘発し、対戦相手をファウルアウトへ追い込むことになるだろう。で、フリースローをもらって点数をたくさん稼ぐことになる。きっと楽しくなるさ」。
シクサーズにはエンビードのほか、ディフェンスに定評のあるベン・シモンズやグリーン、マティス・サイブル、テレンス・ファーガソンがおり、エンビードの控えにはハワードもいることから、今季もディフェンスには期待できる。
その中心として、エンビードがどのような活躍を見せてくれるのか。今季のシクサーズの戦いを予想するうえで、この男の働きは重要な要素となってくるに違いない。
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